この花を見たのは、栃木市岩舟町にある「とちぎ花センター」の「とちはなちゃんドーム」と呼ばれる温室である。
高さ60㎝くらいの花茎に黒紫色の花をつけていた。
花の名前は「タッカ・シャントリエリ」とある。
東南アジア原産のタシロイモ科の植物という。
その姿から、別名「バットフラワー」、「デビルフラワー」、「ブラックキャット」などとも呼ばれるらしい。
確かに黒猫の雰囲気も持っている。
ひげのように垂れ下がった細いものは、花を付けなかった未発達な花茎だそうである。
葉は大きくて下のような感じ
温度さえあれば常緑で1年中開花するという。
妖術を使う老人に出会ったような、不思議な気持ちにさせる花であった。