近所の空き地に「クレオメ」が満開になっている。

 

 

クレオメは「セイヨウフウチョウソウ」(西洋風蝶草)とも呼ばれる花である。

 

 

その花姿は、確かに風に舞う蝶をイメージさせる。

 

 

子供の頃この花の名前は、新しい花が夕方に咲くので「オイランソウ」と教わっていたのだが、オイランソウはフロックスを指す名前と知った。

 

 

トマトやピーマン、ナスなどのナス科の植物に発生しやすいコナジラミやアザミウマを防止するための対策として、それらを食べてくれるタバコカスミカメと呼ばれる益虫を呼び寄せる効果があるらしく、クレオメをナス科植物の近くで育てる農家も多いと聞く。

 

 

こぼれダネから殖えたのであろうから、繁殖力も強くて育てやすい植物なのだろう。

 

 

原産地は熱帯アメリカとのことであるが、確かに真夏の暑さをものともしないで咲き誇っている。

 

 

花の少ない真夏を彩ってくれる花である。