キスゲ類のトップを切って「ヒメカンゾウ」が一斉に咲き出した。

 

 

「姫・」と付く名前の通り、日光キスゲなどと比べると草丈も低くて全体に小型である。

 

 

花色はニッコウキスゲよりオレンジがかっており、花型もスマートである。

 

 

1本の花茎には2~3個の蕾を付ける。

 

 

直売所などでは、この品種を日光キスゲと称して販売している所もある。

 

 

日光キスゲとの見分け方は、特に花弁の裏側が茶色味がかっていることである。

 

 

一日花なので、切花が花屋さんに並ぶことはないので、器に挿しても新鮮である。

 

 

 

 

江戸時代から栽培されいるキスゲ類の原種らしいが、この種に限っては原産地が不明である。

 

 

キスゲ類の別名は「ワスレグサ」、この花を見ると憂いを忘れるそうである。

 

 

草丈が低いので鉢植えや花壇の縁取りなどに最適である。

このヒメカンゾウをスタートに、秋咲きや繰返し咲きのキスゲも含めると10月までもの長い間、キスゲ類(へメロカリス)は目を楽しませてくれる。