へメロカリス(キスゲ)の品種「スプリングフィールドクラン」(Springfield Clan)の紹介です。

 

 

2001年のアメリカヘメロカリス協会の登録品種で、同協会のHM 2006(注目の新花に与えられる賞)を受賞しております。
花茎の高さ100㎝、花径25㎝にもなる高性超巨大輪花4倍体品種で、花色はクリムソン赤と呼ばれる赤色で、赤インクで真っ赤に染めたような花色でよく目立ち、喉元のグリーンとの対比も見事です。

 

 

蕾数も多く多花性の品種です。

ややスパイダー咲き(クモの脚のように花弁が細長い花)の傾向があります。

下のヘメロカリス花壇の写真でもお分かりの通り(中央の赤花)、その豪快な咲きっぷりは圧倒的な存在感を示します。

 



  更に、花色が赤系の品種は「スリップス」(日本名アザミウマなど)と呼ばれる針の先くらいの小さな害虫に花弁の表面をなめられると、赤の色素が削り取られて花色がはげたように見苦しく開花するものがあるのですが、この品種は赤の色素の層が厚いのか、その影響もほとんどありません。

 



  なお、品種名の'Springfield'とはアメリカの都市名で、'Clan'とは「族」のような意味になるようです。

 

以下はアメリカへメロカリス協会の品種データベースからの引用です。