666
ここ一週間の間に、一度だけ最高にグラッシ―な時間があった。
その日は、カメラを持ち出さずに一日波だけに乗り、夜、友達が来るのを待ってる間に
ソファーで眠ってしまった。

眠りに落ちるまでの間、その日に乗った波とその時間を思い出しながらも、
ゆきおさんが作ってくれたクアッドフィンの感触が、とても心地良く全身を包んでいた。
サーフィンを思い出す鍵が、ゆきおさんのフィンにあるとは思いもしなかったし、
波に乗ることより、カメラを持って海に入る方が圧倒的に多かった、この数カ月間だった。
出来事の殆どが想像を超えるが、その全てが未来に繋がっている。

朝の5時には海の中で撮影し、一呼吸の為、友達にピックアップしに来てもらい、
そのまま思い思いにサーフし、ビーチに上がってから言われた一言が、
自分の何かを刺激した。
どこかで、前のように乗れなくなった自分のサーフィンにストレスを感じていたし、
ファンボードやロングボードの楽しさもいいんだけど、
やっぱり自分はショートボーダーなんだと、カメラでサーファーを追いかけながら、
明るくなって間もない海の中で、そう感じていた。

そんな一日の中の不とした瞬間に、出会った一瞬、
それは、きっと海からの波のプレゼントか、何らかのメッセージなんだって
思いながらサーフィンに夢中になってた。
どちらにしろ、波はとても堪能的だった。
心より、あつし