666 | ☆

666






ここ一週間の間に、一度だけ最高にグラッシ―な時間があった。

その日は、カメラを持ち出さずに一日波だけに乗り、夜、友達が来るのを待ってる間に

ソファーで眠ってしまった。



$☆




眠りに落ちるまでの間、その日に乗った波とその時間を思い出しながらも、

ゆきおさんが作ってくれたクアッドフィンの感触が、とても心地良く全身を包んでいた。


サーフィンを思い出す鍵が、ゆきおさんのフィンにあるとは思いもしなかったし、

波に乗ることより、カメラを持って海に入る方が圧倒的に多かった、この数カ月間だった。


出来事の殆どが想像を超えるが、その全てが未来に繋がっている。



$☆


朝の5時には海の中で撮影し、一呼吸の為、友達にピックアップしに来てもらい、

そのまま思い思いにサーフし、ビーチに上がってから言われた一言が、

自分の何かを刺激した。


どこかで、前のように乗れなくなった自分のサーフィンにストレスを感じていたし、

ファンボードやロングボードの楽しさもいいんだけど、

やっぱり自分はショートボーダーなんだと、カメラでサーファーを追いかけながら、

明るくなって間もない海の中で、そう感じていた。


$☆


そんな一日の中の不とした瞬間に、出会った一瞬、

それは、きっと海からの波のプレゼントか、何らかのメッセージなんだって

思いながらサーフィンに夢中になってた。


どちらにしろ、波はとても堪能的だった。


心より、あつし