金山がさったあと。
阿弥)「松井さんに会わなければ…」
彩姫)「でもその人が本当にあっちの世界の人なら会うのは難しいよね。」
阿弥)「だけど優馬は生きてるのはわかったから」と少しホッとした顔を彩姫に見せた。
彩姫)「とりあえず帰ろ。」
阿弥)「うん。」と2人は東京に帰った。帰りの新幹線では、本当にホッとしたのか、阿弥は彩姫の隣りでグッスリ寝ていた。
彩姫)「必ず帰ってくるよ、大切な人なんだから…」と彩姫もいつの間にか寝てしまっていた。
しばらくして2人は優馬の家にいた。連絡を受けていた優希達は先にきていて2人の話しを聞いていた。
俊一)「信じられないな…テレビや映画みたいな話し」
優希)「でも刑事さんが嘘言うわけないよね?」
俊一)「刑事さんじゃなくて、その松井って女の人だよ。」
阿弥)「でもその人、失踪したお兄さんだけじゃなくて優馬のことも知っていたから」
杏実)「お兄ちゃん生きてるって言ってたんでしょ」
彩姫)「うん。ただ記憶がなくなってるらしいの」
俊一)「そうなると松井という女性を探して、会うしか方法ないとかいう話しなんかな?」と首をかしげる。
優馬母)「優馬はちゃんと帰ってくるよ。こ~んなに沢山心配してくれる大事なひとがいるから」と自分の部屋に行った。
杏実)「あ~見えて全然寝てないの。毎日神社に行ってお願いしてるし…」
優希)「毎日京都のおじさんにも連絡してるみたいだし、倒れたりしないか心配だよ。」
俊一)「とりあえずまた明日考えるとして解散しよ。」
阿弥)「おばさん、必ず優馬をこの世界に返します。だから今日は少しでも寝てください」と部屋にいる母親に話しをして家を後にした。