何か奇跡が起きると期待して待っていた。
あなたに出逢ってから私はおかしい。一生懸命女の子になろうとしていた。
あなたは私のことなんてきっと気にしていないだろう。でも私は…
好きと気づいた。
そんな久々に見れるスーパームーンの夜に奇跡は起きた。
「オレ、お前が好きな事知ってたか?」
突然の事に、言葉を失う私。
「ずっと…見ていた…お前だけ!」と手を引っ張られ、
「冗談でしょ!!近いよ!」と離れようとしたが、
「ウソがどうかはお前がよく知ってるだろう!」再び引き寄せられそのままなすがままキスをされた。
私は彼と付き合うことになった。そんなスーパームーンの夜は今夜もやってきた。
「もう一つ、記念日にしてほしい」
「何?」
「もう奇跡じゃなく…」
「だから何?」
「ずっと一緒にいたい…2人で何度もスーパームーンを見ていたい…結婚したい」
「私でいいの…」
「何年一緒にいる?そんなこと決まってるだろ!」
「じゃあ…私からも…これからも一緒にいて下さい。ずっと!」そう言ってスーパームーンを背にキスをした。