阿弥のゲネプロ当日の日、時間まで取材を受けていた、舜達。
何故かというと昨日大阪のラジオ番組で発表したのがまだデビュー半年でのアルバム発売だった。それだけではなくコンサートツアーが決まったからだった。
そして彩も全国ツアーも決まり、そんな話題の3組がいてこの劇場はもの凄く盛り上がっていた。
開演時間が近づきみんなは席について待った。
美優紀)「いよいよやな?」
舜)「正直言うわ…めちゃくちゃ緊張しとる!」
彩)「まぁ~なぁ~確かにな~」珍しく?納得していた。
そんな緊張感の中、開演のブザーがなった。
舞台上の阿弥は…
舜)(ゴクッ…あいつは本当に阿弥なのか?)
完全に役になりきり、声量も鳥肌がたつぐらいだった。
あっという間の2時間だった。
彩)「なんか疲れとるな?舜!」
舜)「舞台なんて初めてだからどこで息していいのかわからんかった!」
美優紀)「そう言いながら、阿弥ちゃんの演技に飲み込まれてたんじゃない?」
舜)「あれ、阿弥だよな?あいつヤッパリスゴいやつだったんだな?」
美優紀)「それを見抜いたのは舜でしょ!!阿弥ちゃんだけじゃない!skeにいたメンバー全員、舜の眼はスゴいよ!」と話していたら、スタッフが駆け寄ってきて、
スタッフ)「あのもしよろしければ、楽屋で柴田さんがお話ししたいそうなんですが…」
彩)「えっ!!会えるん?」
スタッフ)「はい!!少ししか時間ありませんが会いたいそうです。」
美優紀)「舞台女優に会える機会ないから行こうよ!」
舜)「うん!!お願いします!」スタッフに案内されて阿弥の楽屋に向かった。
スタッフ)「こちらです。(コンコン)」
阿弥)「はい!!」
スタッフ)「失礼します。お連れいたしました。」とドアをあけ、
阿弥)「ありがとう!中に入って!」
舜)「し・失礼します。」と緊張しているように
阿弥)「えっ!!どうしたの?」と笑った。
彩)「きてからずっとこんなんや!」
美優紀)「そう!なんか不思議なんやて!」
舜)「う・うるさいな~仕方がないやろ!」
阿弥)「なんで?」
舜)「阿弥が輝いていて…(小さい声で)キレイやったから…」と顔を赤くした。
聞こえた阿弥も顔を赤くして、
阿弥)「ありがとう!」
彩)「しかし阿弥ちゃん凄いわ!今ここにくるまで、柴田は覚醒したってみんな話してたよ。」と関係者の殆どが話題にしていた