菜々は仕方がなく、優に連れられて、舜が待っている場所に向かった。
優)「なぁ~あれ何だ?」と人だかりを指差した。
菜々)「あいつ、うちの学校で何しとるん?」と人だかりの中から聞こえる声をすぐに舜の声とわかった。
その人だかりにドカドカ入って行って、
菜々)「舜、うちの学校で何してねん!」と大魔神菜々がそこにいた。
舜)「なんか、弾いてるうちに集まってきて…」
ある生徒が、
生徒)「skeが揃ったじゃん!」と言ったため、ザワザワし始めた。
菜々)「とりあえず行こうぜ!先生達がきたら面倒やから…」と舜を引っ張り出した。
しばらく歩いて、
菜々)「ったく!久しぶりにお~たと思ったらなんやねん!」
舜)「悪い…待ってる間、ライブの練習にと引いていたら、なんか俺の事知ってるらしくて…気づいたら、あ~なっちゃって…」
優)「さすが元skeのリーダー、いまだに人気があるな~」
菜々)「感心してる場合か!で、急になんや?」
舜)「あんな…俺、音楽活動再開することになってみるねぇのバックバンドとして来週の金曜日にライブすることは聞いてるよな?」
菜々)「あ~でも、うちは行かへんよ!いろいろ忙しいんや…」
舜)「菜々…いろいろ心配かけたり、迷惑かけてるけど、再スタートをヤッパリ菜々には見てもらいたいんだ。」
菜々)「心配?迷惑?そんなもんない!ただあんたらがアホなだけや…不器用なうえに今みたいなことが起きる。それが歯がゆいだけや!」
優)「どういうこと?話しが見えない」
舜)「実は…みるねぇと付き合っているって言うのは嘘なんや!」
優)「えっ!どういうことや?」と聞かれ、一連の話しをした。
優)「話しはわかったけど…それがいいのかどうか…とりあえず、舜の再出発なんだから、菜々行こうや!」
舜)「菜々は大切な親友や…その親友に俺の再スタートをみてほしいんや!
菜々)「……うちは…忙しいんや!気が向いたら行くわ!」とその場を立ち去って行った。
優)「あれは多分行くな!」
舜)「あ~多分な!ゴメン、戻らなきゃ!優…さっき話したことは…」
優)「わかってるよ!でもちょっと夢見ちゃったな~姉貴との事!」
舜)「でもみるねぇ、ちょっとその気なんだよな~」
優)「でも夢にまでみた、デビューだからな~楽しみだよ!それが姉貴と親友だからな!」
舜)「じゃあ待ってるからな」と大阪に帰って行った。