ずっと自分のことを地面に開いた穴か出来の悪いロボットみたいなものだと認識してきました。
母も、学校でも、夫ともうまくいかず友人関係もつくれず・・・
他責や他罰のあるほうではないので(イライラはしますし、いくらなんでも向こうがひどすぎるだろうというときにはかなりキれます)
自分が悪いのだということはきちんと認識してはいましたが、
どこが悪いのかどう直せばいいのかがわからず、
トライアンドエラーを繰り返してきました。
言われたことを直したり、人に好感を持たれるマニュアルを読んだら、
今度はそれがやりすぎ、気持ち悪い、嫌いといわれてしまったり、
(力加減がわからないんですよね・・・
本に載っていたASD当事者さんの実例で、
その人は男性だったのですが、
隣の席の女子社員に、執拗に、大声で、笑顔で、天気の話だけをするのであまりの気味の悪さに女子社員がメンタルを病んでしまってその男性社員も受診に結びついたという
あまりに悲しすぎるケースが紹介されていました
おそらく彼は、異性に気味悪がられないためには
はっきりとした口調と笑顔で天気などの当たり障りのない話をする、
というのを覚えてやりすぎてしまったのですね
私はそこまで極端ではありませんがやってそう・・・
とにかく、微笑んでいればニヤニヤするなとか悲壮感が足りないと言われ、
真剣な表情をすれば何怒ってるのとか言われるので人前に出るときどんな顔をすればいいのかそこからさっぱりわかりません
あ、職場では営業用スマイルです)
家事などをしていても途中で中断されるとその先を忘れてしまったり・・・。
家事、自分なりにやったつもりでも引き出しがきちんと閉まっていないとか、窓のロックが甘いという理由で
「人間性が薄っぺらい」
と判断され、辛い思いをしてきました。
(言った人を咎めているのではありません。途中まできちっとやっているのに最後まできちっと出来ていない仕事を見ると、
人間性がだらしない、と人は判断しますがそれが当たり前だと思います)、
こちらは好意を持っている同僚に
「いくら私のこと嫌いだからってそこまでする!?」
と急に啖呵を切られてしまったり。
(大人になる頃には好意のつもりでも言ったりしたら誤解を招くことはこれまでの人生経験やマニュアル本などにより学習していたつもりなので、心当たりが本当にありません)
複数の、お互い関係のない人々が私に向けて放つ言葉は、真実だと判断する。
「底が浅い、人間性が薄っぺらい」
「(外見の)醜い人って心まで醜いんだね」
「調子に乗るな」
「お前って自分のこと美人だと勘違いしてるだろ」
「すぐに飽きる」(私は内部的には全く飽きっぽいほうではありません、好きになったものはおおよそ一生好きです
パンクするか、キックされるか、トライアンドエラーをしているか、あるいははまりたてはガーっとやって後はゆるゆると好きでいるか、
それが外から見ると飽きっぽくみえるそうです)
「怠け者」
「わざとふざけてるんだろ」
「身勝手で自己中心的」
「虚言癖がある」
(嘘はつくこともあります、ふつうを演じるために。
しかし、基本的に嘘をつくのが苦手ですし、
何故か私が事実をありのままに申し述べているときに限って嘘つき呼ばわりされます
このblogは嘘に思えますか?
本人内部では一片の嘘偽りはないのです)
「偽善者できれいごとばかりの口先女」
「差別者」
「自意識過剰で被害妄想がある」
(被害妄想はないと思います。言われたことやされたことは事実ですし、おおよそは、相手ではなく自分に非があると考えています。
自意識過剰でもないと思います。
人はお前なんか見てないと咎められることもありますが、
近年でも知らない女の子達に私が立ち上がったときに「あの人、立つと背ちっちゃ!」と集団で笑われて他に人はいなかったので絶対私のことです
よく赤の他人の体型の不備までジロジロ観察するものだなあと感心しました)
「早く自殺しろ」
(希死願望が強いほうではありません。
死にたいと思ったより死ねといわれた回数のほうがずっと多い)
等々・・・。
だから、仕事でも夫婦関係でも、子育てでも、
ロボットのように役割だけマニュアルどおりきちんきちんとこなして、
ところがそれすら人並みにうまくいかなくて。
(家事なんかは本当に不備が多いです)
そんなときに布袋さんに出会って、
私にも美しいものを美しいとダイレクトに感動(このダイレクト性が布袋さんの一番の長所の一つです)できる心があることを知り、
それに彼の「いつかきっと」は来るような気がする。
他の人のいつかきっととかきっといつかはというのは本当は絶対来ない日を慰みに指しているのだろうと思うけど、
布袋さんってすごく正直な方だと勝手に感じているので。
それで、大嫌いだった精神科を再受診することにしました。
受診したのは、布袋さんに出会ったから、
思い上がりかもしれませんがもしかして、
自分にも他の人同様の人間らしい心があり、
人々が言うような怠惰や傲慢、嫉妬ではなく、
他に基礎疾患があるのではないかと考えたから。
そしてもうひとつは子育てが人並みにこなせるか不安になったから。
努力ならすればいいのですが、私はいつも自分の内部的には頑張っているのです・・・。
経済的な不安もあります。
そこで、私はアスペルガー症候群(厳密には今のところ疑いですが)だと言われました。
真実とはなんてすっきりとしてシンプルなのでしょうか!
アスペルガーの本に、特性にあった職業と、理解してくれる夫と限定的な人間関係を持つ美しい50代の女性が、
アスペルガーだと確定診断されたら安心したのかそれ以上病院に来ることはなくなったという実例も紹介されていましたが、
彼女のお気持ちはものすごくよくわかります。
自分の特性の見極めと周囲の愛情、長年の努力により生活に支障をきたしていない彼女、
診断だけで彼女のずっと抱えてきた無念と辛さが解消してほっとされたのでしょう。
私もある種、自分の正体がわかり、ほっとしました。
先天的な脳の機能障害による発達の凸凹。
シングルフォーカス。
ふつうの人が5回線持っているところを1回線フル回転して対応していたのですね。
私は人々が口を揃えて言うような化け物でも何でもなく、
ただ、先天的に脳に機能障害があっただけ。
うれしかったですね。
アスペあるある。
(※ASD全員に当てはまるものではありません)
空気読めない。
人の気持ちがわからない
(一般の方はこの人の気持ちがわからないというのを誤読しているように思えます。
私は人は好きです。
人の気持ちがわからないというのはたとえば、あなたが私を自宅に誘ったとして、あなたが私に好意を持っているのか、社交辞令なのかわからないということ
ふつうの人でもわからないと仰るかもしれませんが極端に、全然わかりません・・・)
人が何故急に自分に怒りをぶつけるのか理解できない。
(恐らく、客観的に私が何か悪いことをしたのだと頭で理解していますが、それが何なのかわからず、急に怒り出したとか急に喧嘩を売られたように感じ、
どこからげんこつが降ってくるのかわからない状態です)
ルールやマナーへの極端なスタンス。
(杓子定規と言われる一方で、理不尽なマナーなどはがんとして守らない傾向があります)
極端な運動音痴、手先の不器用さ。
(体育教師がわざとふざけてやっていると判断するような極端な運動音痴については書きましたが、
そういえば手先も不器用だった。幼稚園の頃一人だけ折り紙できなかったり、小学校の家庭科で一人だけまつりぬいできず匙を投げられた
今手芸が常人女性の40%くらいできるのは、人形者だったからです。
ドールが好きで、人形の服を作ったりしているうちにできるようになりました
興味を惹かれると集中力は高いのがASDの長所です、人によるみたいだけど)
一度に複数の仕事をこなすことが苦手。
(できないので先日紹介したように仮想マルチタスクでがんばっています
常人よりレベルは低いけど、表面上マルチタスクできていると思います。仕事でトラブルになったり首になったことは30代以降ありません。正社員に誘われたこともあります)
急な予定変更に弱い。
(シングルタスクなところ仕事を細分化して仮想マルチタスクにしているので一つ予定が狂うとその先グダグダになりやすいです)
仕事の最後の仕上げが困難。
依存症になりやすい。
場違いな敬語や大袈裟な表現
(よく怒られましたが、夫は気にしなくて助かっています。
このblogは夫によると、WWEの煽り文句並みに大袈裟らしいです。
私は事実をありのままに申し述べているに過ぎません)
ああ、なんだ、そんなことだったのか!
今まで思い悩んでいたのは何だったんだろう?
という推理小説の謎解きページ並みの爽快感と、
(私は謎解きが大好きです。
事実はシンプルに、全てを証明できるものだと考えています。)
自分のある種の身の潔白が証明できたという喜びと、
身勝手かもしれませんが、
アスペルガーだと診断されてうれしかったのが半分です。
しかし、一方ではASDだったということで、
別の不安と絶望も生まれました。