皆さんコンバンワ。今日も怒りのアッチパパです。
何で怒っているか?そりゃあ、発達凸凹の奥さんの言動にですがな。
どうやったら、怒らずにすむのか?
定型と、非定型の思考はリンクしません。
思考の軸が違うので、重なり合うことはないのです。
私がフォローしているブロガーさんの記事に、アスペの旦那さんが言った言葉が気になりました。
「俺は愛情というものがよくわからないんだよ」
愛情が思考の中心に存在する、ものの考え方をしている人間と、愛情が分らないと言っている人間の思考がリンクすることがないのは、お分かりと思います。
アスペさんとは、往々にして、こういう事がよく起こります。
アスペルガーの性質により、他人の心の機微が分らない。非言語コミュニケーションが理解できない。言葉を額面通り受け取り、その背景にある心情を察することが出来ない。
愛情というものが、よくわからない。
さらにADHDの特性として、思考がころころ変わる。多くの刺激に対して一いち反応してしまう為に、脳がオーバーヒートしてしまう。連想が止まらない。それに反応して気分がころころ変わる。
自分が、よくわからない。
うちの奥さんの場合は、LD計算障害もあるので、計画性、計算力、そして金銭感覚もほとんどない。
金銭感覚がまともな私から言えば、奥さんの金銭感覚は小学生レベル。小学生が親のクレジットカードを無断で使ったり、口座からお金を引き出せば、それは不信の一言しかないでしょう。
だから奥さんにはカードの類いを一切持たさなくしました。私自身が全てカードも家計も管理することにしたのです。
しかし、これは怒ることではない。
世の中のお父さんの多くは、奥さんに家計を預け、自分は小遣い制で、日々を生活する方が沢山います。同じ事を、何もいうことはなく、怒る事もなく、LDで家計管理が出来ないのだから、奥さんにすればいいだけのこと。
私は怒りたくないのです。
私が怒れば、奥さんは委縮してしまう。
分らないのは障害なのだから仕方がない事。
これまで私以外にも、親、先生、上司などから怒られ続けてきた奥さんに、私まで怒っては、奥さんはどうすればいいのか?
怒らない環境を作りたい。
怒る要素を最初から取り除き、のびのびと、いきいきと生活してほしい。
我が家の場合は、奥さんに家計の一切、カードの一切を触れなくすること。たったこれだけで、金銭感覚の欠如を理由に怒ることはなくなるでしょう。
きっと、多くのアスペさんが、自分の出来ないこと、苦手な事を理解していないんじゃないか?と思うのです。
出来ないことや苦手な事は、障害なのだから、やらなくていい事なのです。
でも、脳の障害は分りにくく、本当にやらなくていい事、やってはいけない事を見抜くのは、多くの時間と観察と、洞察がいるでしょう。
でも、やらなくていい事が分ればしめたものだと思うのです。
自分の代わりに誰かにやってもらえばそれで済むこと。パートナーにお願いすればいいだけのこと。そうすることで、無用に傷つく事も無くなるし、怒られて自己肯定感を失う事もないでしょう。
怒られる理由など実はどこにもない。
奥さん本人は、何も悪くないのだから。
出来ないのは、障害だから、当たり前だから。
出来ない事をさせる方が、私の方が、きっと悪いのだから。