皆さんおはようございます(コンニチワ・コンバンワ)。
今日はお休みです。
何が?
タイが学校を休んでおります。
現在息子のタイは12歳。中学2年生になりました。中学生になってから起こった問題、
『学校の勉強についていけない』
が発生しております。
どういうことか順を追って説明すると、
元々、小学校低学年の時に行ったタイのIQテストは驚異の
130超えでした。
「すげー!俺としーちゃんの子どもなのに何でこんなに頭良いの!?」
と、ワイワイ騒いだものです。
つまり、タイの地頭(?)は良いのです。が、中学に入ってからテストの成績は急降下。赤点ギリどころか、赤点常習者になってしまいました。
奥さんの分析では
「小学校の頃は副担任の先生がいて、取りこぼしのないよう細かく子ども達を見ていてくれてた。忘れ物も、ノートをとる事も、理解もきちんと出来ているか、見てくれていた。
でも、中学校はそうはいかない。持ち物は完全に自己管理だし、忘れ物も自己責任。それに授業も、個々の生徒がきちんと理解していなくても、どんどん先に進んでしまう。」
その通りだと思います。
問題なのは、忘れ物もそうですが、授業の理解が終わっていないのに、次の内容に行ってしまう事。
発達障害は、様々な障害の複合です。奥さんはLD数学障害があり、四則演算以外の計算ができません。
息子のタイは数学障害はありませんが、やはり自閉症スペクトラムの性質である、二つの事が同時に出来ない子です。
つまり、授業中、先生の話を聞きながら、板書が出来ないのです。
板書をしていると、それに一生懸命になってしまい、先生の話が耳に入ってこない。先生の話を聞いていると、板書が出来ない。
頭の演算機能をフル回転させ、オーバーヒート寸前で同時進行しても、板書が追いつかないうちに黒板の文字が消されてしまう。自分がヘトヘトになってもついていけず、ストレスだけが蓄積されていく。
これを、発達障害の子どもがどれだけ必死に脳をフル回転させてしているかを知らない定型発達者は、
「努力が足りない」
「やる気が無い」
あげく、「頭が悪い」
と、勘違いするのです。
定型発達の脳は、複数の事を同時に並列処理出来ます。だから、授業が苦にはならないのです。でも、自閉症スペクトラムの脳は、一つの事しか基本的に処理できません。
しかも感覚過敏があろうものなら、教室のざわめき、日差しなどの強い光、匂い、五感を刺激するあらゆるものが、授業を邪魔します。
(感覚過敏がどれほど強烈に心身を疲弊させるか、最近は発達障害者の感覚過敏を再現した動画などもありますから、検索してみてください。とてもじゃないけれど、きつ過ぎて勉強なんて出来ません。→ありました。一度ご覧になると、わかります。リンク貼っておきます。)
タイは視覚と聴覚の感覚過敏も多少あるので、それらも邪魔します。
その結果、どうなったか?
タイの学力は中学1年の間に、劇的に落ち、私は今の公立中学の学習方法が自閉スペクトラムの生徒には逆効果をもたらすものでしかない。と、結論づけました。
親の色眼鏡ではないつもりですが、タイの頭はいいです。さらに邪魔を排して、一つの事に集中させた時の能力は、計りしれません。
奥さんが稀に表出させる神懸ったとんでもない集中力と、存在感は、私はスーパーサイヤ人化すると呼んでいるのですが、その片鱗を息子のタイからも感じます。
それほどの潜在能力を持っているのに、これを潰すような教育をすること自体ナンセンスであり、自分の特性と合っていない環境に無理矢理居続ける事の多大なストレスによる二次障害も懸念される為、タイには、
「朝、自分が学校行きたくないなぁと思ったら、行かなくていいよ」
と伝えています。
幸い、タイはPCや、タブレット学習が自分でも合っていると自覚しており、巷で流行りのタブレット学習が出来る教材を渡してある為、学校の勉強に支障はなくなりました。しかも結構進んで自分からタブレットで勉強するんですよね。
発達障害を持った子は、タブレット学習が合っているという話を聞いた事がありますが、確かにそうでした。画面に集中できるからなのか?視覚的だからなのか?自分のペースで出来るからかな?
いつも通り長くなってしまいましたが、はっきりとお伝えしたい。発達障害の子どもは、
サボってません!
努力の塊です!
最後に、発達障害、自閉症スペクトラムの子ども達に、
「君たちは悪くないよ。発達障害の特性のせいだよ。君たちの努力が足りない訳じゃないんだよ」
と伝えます。
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