ある普通の日常。
(ハロウィン特集です。怖いの苦手な方はスルーでよろしく。ちなみに創作ではないので怖すぎることもないかも。)
午後には、子供達と公園に行った。
大きな公園で、金網のあるバスケットなどが出来るグランドも付いている緑の多い公園。
何人か私の友達も来ていて、お喋りに励んだ。
子供達の遊ぶ声がする。
楽しそうに追いかけっこして、喉が渇いたとジュースをせがみに来る。
長い間、公園で過ごした。
夕日が、落ち始め、そろそろ帰らなくては。
家は、木造とレンガ作りの二階建て。
カントリー風味のある家。
二回の角部屋に入った。
主人は、出張中で、2人の寝室は、ベッドメイキングしたままの綺麗な状態。
主人がいないので、私は、角にある、客間のシングルベッドを使って、
『自分の部屋』代わりに1人の空間を楽しんでいた。
ふかふかのシングルベッドに飛び込む。
キルト地のカントリー風味のベッドカバー。
壁にかけられた古い写真達。
木造の机。
それらを眺めていた。
目を閉じる。
深い悲しみが溢れ出した。
苦しい程の悲しみ。
怒濤の如く押し寄せる悲しみ。
幸せだった日常が一転した。
私は、ひとりだった。
子供達はもう、いない。
主人も私たちの死を悲しみ、ここにはもう、帰って来ない。
主人の出張中、私たちは、殺されていた。
知らない、誰かが、私たちを殺した。
家の中に侵入して、殺して行った。
子供達の姿は、見当たらない。
私は、ひとり、ここに残されたまま、いつもの幸せだった日常を繰り返す。
子供達と過ごした日々。
綺麗な緑、太陽、そよぐ風。
大好きだったお喋り。
せかされながら作る夕飯。
お気に入りの客間。
そういった、仮想現実を生きていた。
自分が作った現実を本当の現実のように過ごしていた。
そして、毎晩、深い深い悲しみの中で、目覚めていた。
苦しくて、苦しくて、気が遠くなっていく。
深い眠りに落ちて行く。
朝。
子供達の騒ぐ声で目が覚める。
幸せな日常が、始まる。
子供達が、遅刻しないよう、怒鳴りながら、慌ただしく朝を迎える。
窓から注ぐ優しい太陽が、夜には、深い悲しみの海になることを知らないまま、私は、この、幸せな時間を過ごす。
いつまで続くのだろうか。
いつの日か、知らない誰かに会って、
『。。。。あなた、死んでいるのよ。』
って、言われるのかな。
そしたら、どこかへ行けるのかな?
この、繰り返される幸せと苦しみから解放され、子供達のいる どこか、光り輝くところへ、誰か連れてって。
だけど、まだ、この、深い悲しみから逃れることが出来ない。
死んでもまだ、
現実逃避して、
自分の夢に生きている。
普通の、ごく、当たり前の時間。
そんな、夢に生きている。
そして、夜が来て、我に帰るんだ。
深い悲しみが溢れ出て、『そうだった。。。』と、思い出すんだ。
苦しくて苦しくて、気が遠くなる。
朝。
賑やかな声で、目が覚める。
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2008年 9月30日の記事からのコピペ。
夢の話。精神的にやられる夢だったなー。
しかも延々に続くのかよ。みたいな。
おかげで、こういう死に方はしたくはない、と思えるようになった。
こういう風に延々と繰り返す魂たちもいるのだろうな。
さて。
ハロウィン特集です。
怖いっていうか、そんな感じなのが続きます。笑
続かないかも。あんまり怖い思いしたことないしなー。
あ。ちなみに創作を書く器用さはないので、
経験したもの(もしくは夢)、の話。
持ちネタ自体あんまりないので、続かないかもだけど。
2〜3個はいけるかな。笑