(当時はこころの診療科となっており、カウンセリングがメインでした。)
仕事の関係で、私の父が教授と仲が良く
すぐに診て頂くことができました。
大学入学までに3~4回通いました。
毎回こころの奥底まで話すので、カウンセリング後は疲れ切っていました。
医者からは
今まで、病気などで仕方ないと思ってきたことなどが積み重なって、心がコップだとすると、そのコップの水が常にギリギリだったものが、何かをきっかけに常に溢れている状態になっているので今のような体調になっているのではないか。1つずつ、仕方ないと片付けていたものを、もう1度見直してみよう。
ということを言われました。
自分ではそんなに気にもしていませんでしたが、カウンセリングで話していると、自分の中でこころの中の奥に仕舞い込んでいることがたくさんあるのだと気付きました。
しかし、やはりカウンセリングだけではすぐに改善はしなく、生活に支障をきたす程の体調であるとの判断で、トレドミンを処方されました。
トレドミンを初めて飲んだのが、
大学の入学式の前日の夜でした。
飲んで30分くらいすると
どんどんテンションが上がり、自分でも訳がわからないくらいになりました。
もう嫌だー!このまま死ぬー!死んでやるー!
家中に響き渡る声で叫んでいました。
自分でもよくわからないけど、止めどなく言葉が口からどんどん出てきました。
母親は、初めての薬だから副作用ね、くらいに思い、とりあえず同じ部屋に居て見守ってくれました。
(普通だったら驚いてどうしよう?となるのかもしれませんが、姉に病気があり、副作用とかには慣れていたのかもしれません。)
その叫ぶ行為がふとした瞬間に落ち着き、次はトイレにこもるほどの嘔吐に変わりました。
朝方に収まり、医者に連絡しました。
もしかしたら量が多かったのかもしれないからとりあえず中止で、ということでした。
もうヘトヘトでしたが、なんとか入学式に参加することが出来ました。
▶︎▶︎▶︎⑤に続く