上腕の橈側皮静脈ルートは、肩の付け根あたりにて尺側皮静脈と合流し、鎖骨下静脈となり心臓へ還っていきます。
この、橈側皮静脈と鎖骨下静脈の合流部分が、狭窄の好発部位なのです!

上の写真の矢印のところが合流部分です。狭くなっているのがわかりますでしょうか?

左胸、肩を正面から見ている写真です。拡大してみてください。
肩の付け根のあたりが白い矢印の合流部です。上腕の橈側皮静脈ルートと尺側皮静脈ルートの合流部分が狭くなっていますね。
ここは本当によく狭窄が発生します。
次回、ここが狭くなったときの上腕の橈側皮静脈ルートのシャントの症状について説明します。