ずばり本題ですが、
肘で作ることのできるシャントは、
3つのパターンに分けられます。
① 橈側皮静脈に流れるパターン

上腕の外側を走り、肩の辺りで深部へ入っていく
穿刺範囲が広いが、血管が細くなりやすい傾向
② 尺側皮静脈に流れるパターン

肘の内側の浅いところを走った後、上腕の深いところに潜ってしまう。
穿刺範囲が狭いが、発達しやすく当面の穿刺は容易
③ ①+② 両方に流れるパターン

橈側皮静脈、尺側皮静脈両方に流れる
①、②両方の長所をもつ
普通はこのパターンになるように作成する
ここでの皮静脈の走行を確認しておいてください。
しばらくこの解説を続けます。