
こうなってしまったのは、年単位で血管の同じところを刺し続けたからです。
刺し続けざるをえないような、極端に穿刺可能部位の少ないシャントの場合もあります。
ただ、この方の場合はもう少し広範囲に穿刺できたのではないか、とも思えます。
もっとも、ここまで大きくなってしまうと逆にほかのところを穿刺しにくくなっていたのかもしれません。
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以前にご紹介した、シャント感染の血管の状態に似ていますね。
・血管の表面が黒色・テカテカ様
・血管全体が拍動
皮膚が黒色となっているのは、血管が大きくなって皮膚を圧排するため皮膚が壊死しかかっている状態をあらわしています。
血管全体が拍動しているのは、単純に膿みなどが大きく皮下にたまっているのではなく、血管自体が拡大して破裂しそうになっている、という状態を表しています。