週末の山歩き

ピタッと止まった・・・

 

限られた時間の中で唯一の癒しの時間

大好きな時間

唯一の自由な時間

 

歩きたくても歩けない

全く予期せぬ出来事は突然やって来ました。

 

左足は粉々に砕け散った。

右脚も膝下がボロボロ

 

その出来事から一週間後に再手術

辛うじて右脚は残った。

左脚は下腿切断となった。

 

これでも手術をして下さった先生方が最善を尽くして下さったお陰です。

 

右脚の膝関節の位置はずれています。

そこから下にはプレートと多くのビス

踵骨は粉々で足関節を曲げられる角度も半分以下

アクセルペダルのベタ踏みが難しいと申し上げましょう。

 

くも膜下出血もしていたそうで、それが原因かは不明ですが左耳の音信号が脳へ伝わらず左耳の聴力を失いました。

 

5ヶ月もの間、一度も家に帰られる日はありませんでした。

義足作成にも届かないほどの重症ですが、入院可能期間が訪れた為に退院。

 

家族と過ごせる家に戻れた。

それから通院で最初の義足である仮義足作成に取り掛かります。

一昨年の晩秋に約半年ぶりに何とか歩けるようになりました。

 

通院で少しずつリハビリテーションを重ねて行きます。

 

通院で、そして自宅近隣で、一日一段とでも申しましょうか?

病院でのリハビリテーションメニューはもちろん、近隣を歩くことを日々休まずにこなす。

 

後々の為に仮義足はオーソドックスなタイプで作っていただいています。

その義足で近隣の不整地も含めて少しずつ距離を伸ばして行く。

 

昨夏、大台ヶ原・日出ヶ岳山頂に戻って来れた。

ハイキングコースが何故かとても新鮮に感じる。

道中を共にしてくれた家族に感謝

今年2月には滝畑ダムを一周

夕月橋で挫けそうになるが「せっかく来たのだから大周りしないと!」と南端まで歩く。

サイボーグ?

アンドロイド?

発端から2年が経過して現在、バージョンアップをやっていただいています。

優れた性能の義足で飛躍的に動き易くなると期待しています。

 

ここまで回復出来たのも

先ずは手術をして下さった先生方

入院中にお世話になった病棟の方々

通院先の先生、リハビリテーションに携わられる方々

義肢製作会社の方々

幼い頃からの掛け替えのない親友

家族揃っての大切な親友

そして身近な親類、そして家族

YouTubeを通じて存じ上げるに至った前向きに頑張っていらっしゃる方々

の支えがあってからのこと

「本当にありがとうございます。」

 

人生の大きな転機となったことは間違いありません。

しかし自然を愛することが変わることはありません。

少しばかり関わり方、歩き方に変化はあるでしょう。

しかし私が復活する日が近いことも間違いのない事実です。

 

新型コロナウイルスが猛威を振るっているので現在は自粛しなければならないことが非常に多いです。

ワクチンが行き渡り、世の中の平和が戻ってきた暁には第二の人生を自由に安全に楽しんで行きたいと思います。

 

2021年5月15日

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