2011年12月31日(土)
前日のこと
私:「明日、八経へ行くね!南へ続く稜線が紅く染まるの見たいねん。」
ママリン:「アホちゃうか?なんで大晦日にやらなアカンこといっぱいあるのに山行くねん!葛城山かどっか近くにしとき!!」
私:「・・・」
ママリン:「危ないとこ行ったらアカンで!」
私:「危ないとこ無いから!もしかしたら葛城山になるかも?(笑ってな!)」
なんやかんやで1時間しか寝ることが出来ずに大川口に向けて出発してしまった。
(そう、身のほど知らずが出発してしまったのです。)
夜中の雪中山行、ルートファインディング・ラッセル等何があるか分からない。
山頂で御来光を迎える為には、十分な時間の余裕を持って入山したい。
天川川合で-5℃
23:39大川口からトンネル西口へ向けて歩き始めました。
「寒い~」吹き曝しは極寒地獄って感じ。
風が無い場所はどうってことないんですが、吹き曝しはえげつない状況で「あぁ~、もう帰ろ!」と何度思ったことでしょう。
「帰ろ!」葛藤だけで足が前に出てしまう。
この繰り返しでとうとうトンネル西口まで来てしまった。
この場所の風は半端じゃないことは分かってはいますが、過去と比較しても比べ物にならない寒さです。
「ちょっと登ったら収まってくれるか?」
木橋を過ぎ、少し登って行きますが全く収まる気配がない。
「今日の日の出時刻は7:03、まだ6時間もあるやん!」
「日が昇らないと気温も上がらないし・・・、あーもう我慢でけへん!帰ろ!!」
やっぱり冬の八経ヶ岳は極力日中に行動する必要があると感じて穏やかな日を待ちましょう。
往路では満天の星空でしたが、何故か帰路では殆ど見えなくなってきました。
「雲に覆われてきたみたいやな。Uターンして正解かも?」と自分を慰めるヘナチョコ野郎(笑)
「今からやったら葛城山で御来光には十分や!それやったらママリンにも怒られへんし。」
3:06大川口まで戻って「ホッ!」
車内で少し腹ごしらえをしてR309を北上します。
眠気に襲われ道中、少しだけ仮眠をとって水越峠へ
5:24ぼちぼち登りましょうか!
「確かに標高差はあるが、これほど温度差があるのか?」と思うほど暖かい。
安堵感の中、直ぐに山頂到着です。
葛城高原ロッジ泊の若いカップルが薄着で御来光を待ってます。
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大峰は厚いベールに包まれているようですが今日は好天のはず、次第に切れてくるでしょう。
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慌しい一日の始まり。
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「さぁ、帰りましょう!」
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家に帰って色々と用事を・・・
雲一つない快晴やん!
「山納め、心地良い景色で締めたいな!岩湧山へ行こう!!」
持ち物なんてコンデジとミニ三脚だけ。
14:45きゅうざかの道から
嬉しいことに貸切
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関空、淡路島、明石海峡、六甲、梅田までクッキリ!
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純白の大峰
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「日中に登っていたら最高だっただろう。でも白い大峰をこちらから眺めることは出来ない。そういう意味では今日はココが最高やね!」
思い立ったら直ぐに行ける大展望の山
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金色の岩湧山にありがとう!
そして今年一年、私達を迎え入れてくれた峰々にありがとう!!

そして私達を温かく見守って下さった皆様にありがとう!!!
良い新年をお迎え下さい。