2011年10月8日(土)

この日も八経ヶ岳へ行くと以前より決めてました。
しかし前夜になってもルートが決まらない。
前鬼から?それとも和佐又山ヒュッテから?
重荷を背負いたくないヘナチョコ野郎は日帰りに拘る。
仕事から帰ってきて一睡もせずに出掛けるのは、口には出さないがキツイ・・・
ママリン:「長いのやめとき!これ(川合ピストン)にしい!これに!!」
私:「それ、この間行ったやん。」
ママリン:「とにかく、ちょっと寝え。」
私:「半時間したら起こしてな。」
ってコースも決まらないのに寝れるはずもなく、
「弥山川=うーん、下流からでも大丈夫とか確認してくれてるみたいだし。」
気になるのは冬のアプローチだ。
「大川口まで車で入られへんかったら、川合から歩かなアカンやん。えげつなぁ・・・」
個人的な見解ですが、厳冬期でも唯一安全で日帰り可能なルートが大川口から行者還トンネル西口コースである。
だから国道309号線の被災状況及び復旧の様子がとても気になります。
(急なことで最新情報も確認せず、)「そうや、川合から国道309号線を行者還トンネルまで歩いて奥駆出合へ上がろう!帰りは高崎横手へ抜けて行けばええし!」
ってなことで、ササッ!と登山届を作成して目覚ましを翌朝1:00にセットして寝る。(って2時間ほどですが・・・)Zzzz~
この日の紀見峠11℃、天川村6℃
午前4時前に天川村役場到着。
「寒ぅ~」フリースを着る。
早速、国道をテクテク・・・
満天の星空☆☆☆
途中で夜明け、朝の川迫川渓谷は上高地を彷彿させるような美しさ。
約15kmの国道歩き、「ほんま長いわ!」
って、行者還トンネル手前で向こう側が正面のバリケード「えっ?もしかして上北山村側開通したの?」
少し足を進めると既に車が3台、「えぇ~っ!」って一瞬力が抜けそうになるが、「いやいや肝心なのは天川村側の状況で、冬季通行止め期間内に大川口まで入れるかどうかだ!今歩いて来たのは無駄じゃない。」
被災状況ですが、小さな路肩崩壊が一箇所。
多くは小さい沢からの岩・土砂が大量に流され、路面を覆い尽くした状況でした。
既に殆どが撤去され路面が傷んだ箇所はアスファルト舗装前の工程まで進んでまして、現時点で放置されているのは一箇所だけで直ぐに撤去される模様です。
他はその力によって防護フェンスが破れているのと、大量の水で路面が陥没したところが数箇所という程度でした。
復旧は私が見ても「2週間もあれば!」というとても早い対応をしていただいてまして帰宅後に天川村役場HPを拝見しましたら、奈良県吉野土木事務所様が全力で復旧活動に当たっていただいてるとのことで、上北山村側は既に10/4より2ton未満の車両に限り通行可。天川村側も早ければ今月中の全線開通を目指して頑張っていただいているとのことでした。
この対応に心から感謝申し上げます。


いよいよ、登山道に入りましょう!
木橋が心配でしたが、大丈夫でした。
奥駈道に合流し、弥山を目指します。
この区間で大好きな弁天の森(2010年2月7日2011年7月16日)。
様相が一変:(
台風12号の豪雨で地盤が緩んだところへ続く台風15号の強風で多くの高木が根こそぎ倒されてしまってます。
これも長い目で見れば森の天然更新の一部かも知れませんが、あまりに悲惨な姿に言葉も出ません。
稜線の色付きもイマイチでこの辺り、かなり風がキツかったのかも?

胸突八丁に入ってやっと秋らしい色に巡りあえました。
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黄葉に彩られる八経ヶ岳
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先月23日に登山道を塞いでいた倒木処理されていました

南に釈迦ヶ岳
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明星ヶ岳
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秋やねー:);)
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シラビソの純林が美しい。
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いいねー!
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今日の頂にありがとう!
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コース設定
単純標高差=1,310m
直線距離(片道・天川川合⇔奥駈出合)=10.25km
実距離(周回)=33km

コースタイム
03:56=天川川合
04:35=白倉出合
04:51=熊渡
06:08=大川口
06:43=布引谷二俣
07:26=行者還トンネル西口
08:22=奥駈出合
08:49=弁天の森
09:24=聖宝宿跡
10:21=弥山(着)
10:37=弥山(発)
11:11=八経ヶ岳(着)
11:44=八経ヶ岳(発)
12:01=弥山辻
12:34=日裏山
12:55=高崎横手
13:46=カナビキ分岐(ブナの大広間)
14:16=栃尾辻
15:55=天川川合
歩行時間:11時間10分+休憩時間等:49分=合計:11時間59分
総撮影枚数=394枚

下山はポカポカ陽気、半袖1枚で丁度。
トンネル西口・川合コース共にそこそこの方が登って来られました。
2011年秋・八経ヶ岳スライドショーでどうぞです。