2009年8月15日(土)
大台ヶ原駐車場→日出ヶ岳→堂倉避難小屋→堂倉滝(ピストン)
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大杉谷を宮川第三発電所から大台ヶ原まで登るのが大杉谷の存在を知った時からの夢であった。
しかし5年前の台風により甚大な被害を受け入山出来なくなってしまいました。
自身、七ツ釜滝までは登ったことがあるがアクセスが悪く日帰りだと中間点ピストンしか仕方なく、その上部に位置する光滝、隠滝、与八郎滝、堂倉滝を目の当たりに出来ていません。
今回は、今までこんな逆パターンの山行はしたことがない「下って登る。」というプランになります。
115m登って895m下り、その折り返しで累積標高差が1,010mとなるそうな・・・
堂倉滝が標高800mに位置している為、結構下る必要があるらしい。
先に登って帰りは下りなら気も楽なんですが、後で登るって「しんど~:(
それでも堂々たる堂倉滝を観たく行ってきました!

朝の駐車場から日出ヶ岳へのハイキングコースは爽やか~♪
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日出ヶ岳を経由し、へ向かって下ります。
ブナ、ハウチワカエデ、シャクナゲ、そして天然杉に覆われた登山道
その所々にリョウブが白い彩りを添えてくれてイイ感じ~♪
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またシャクナゲの多さは特筆ものでもあります。

日出ヶ岳まではたくさんのハイカーがいらっしゃいますが、大杉谷へのルートは「森の中にたった一人」
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大杉谷と呼ばれる由縁か?写真ではそのスケールをお伝えしにくいですが素晴らしい天然杉が非常に多くハイキングコースとは趣きを異にします。
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途中の分岐を右手にとり、堂倉避難小屋を目指します。
5年の歳月を感じさせてくれる看板
それでも小屋の中は堂倉谷を遡行される沢屋さん達のおかげで綺麗に掃除されてます。
痛々しい大台林道
ここからは激下り、一気に高度を下げて行きます。

途中、堂倉谷・奥七ツ釜滝の豪快な音が聞こえてきます。

更に下ると別の方向から堂倉滝の轟音が聞こえてきます。
この辺りの森は非常に美しいです~♪
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先ずは、ひん曲がった堂倉吊橋が現れます。
結構、高い場所に架けられてるのに押し上げられるってどんな水量だったんでしょう?
きっと想像を絶する恐ろしい状況だったんでしょう。

そして右手に堂倉谷から流れ落ち、西谷と合流して大杉谷となる堂倉滝が現れます。
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落差は20mほどですが水量が豊富で端正なその姿は素晴らしい。
またエメラルドグリーンの滝壺も素敵です;)
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本当に豪快な滝
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長い歳月を掛けて落ち口を削ってきたのでしょう。
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この上流部には沢屋さんにのみ門戸を開けてくれる、素晴らしい堂倉谷が続いています。
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閉ざされた吊橋
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下れない大杉谷
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西谷
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この日の天気予報は晴れでしたが、ここは大台ヶ原。
上部はガスに覆われ何とか堂倉滝まで下ってくると晴れ間が出てくれました。

こんな素晴らしい滝の前でお昼ご飯。
ただのおにぎりがとても美味しい:)

滝の動画を少しだけどうぞ;)

さぁ、激登りするとしましょうか!

丸太階段が堪えます。

山頂に近づくと大台らしくガスってて幽玄な風景です。
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ブナとハウチワカエデの群落
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尾鷲湾側はガスってましたが、駐車場側は心地良い木漏れ日でした。
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日出ヶ岳~堂倉滝で出会った方はテン泊されてた一組のカップルだけ。
なんか寂しい・・・、一日も早い復旧を願います。

素晴らしい大自然にありがとう(*^_^*)