岳沢
娘達との懐かしい思い出が詰まったその場所から悲しく寂しいニュースが届いた3年前

この場所は家族で山登りを始めて間もない頃、上高地入りから一瞬の間も止むことの無かった山中を下り、やっと下りきってほっとした思い出の場所です。
娘達との懐かしい思い出が詰まったその場所から悲しく寂しいニュースが届いた3年前

この場所は家族で山登りを始めて間もない頃、上高地入りから一瞬の間も止むことの無かった山中を下り、やっと下りきってほっとした思い出の場所です。
この赤い屋根が懐かしい。

このテーブルでヘロヘロになった体を休め、売店でアイスクリームを買ったりして
「もう直ぐ上高地だ!」とホッとした気分になれた場所であった。
本降りの山行だっただけにありがたい山小屋でした。

ニュースの内容は、
北アの岳沢ヒュッテ 雪崩でほぼ全壊 今季の営業断念

再建を願うばかりであったが・・・
以降、資金的な問題も大きかったのであろう?メドが立たないまま3年が過ぎます。

このテーブルでヘロヘロになった体を休め、売店でアイスクリームを買ったりして
「もう直ぐ上高地だ!」とホッとした気分になれた場所であった。
本降りの山行だっただけにありがたい山小屋でした。

ニュースの内容は、
北アの岳沢ヒュッテ 雪崩でほぼ全壊 今季の営業断念

06年5月13日(土)掲載 松本市安曇の上高地と北アルプス・前穂高岳を結ぶルートにある山小屋「岳沢(だけさわ)ヒュッテ」(標高2、170メートル)は12日までに、今年の営業を断念することを決めた。雪崩により小屋は大きな被害を受けており、今のところ復旧のめどは立っていない。屋根が約200メートルも離れたところで見つかったことから、専門家は「ホウ雪崩」と呼ばれる破壊力の強い表層雪崩が襲った可能性もあるとみている。 岳沢ヒュッテの安井秋雄さん(63)=松本市安曇=が9日、現地を訪れて小屋の状況を調べた。例年なら、屋根の一部が雪から顔を出しているものの、今年は建物全体が見えない状況。約200メートル離れた場所に吹き飛ばされた屋根の一部や、マットといった備品が散乱していた。柱などの基礎部分も損傷した可能性が高く、全壊に近い状態とみられる。 同ヒュッテは50年余の歴史があるものの、これほどひどい雪害を受けたのは初めてという。小屋の被害の状況から、アルプス雪崩研究所(北安曇郡白馬村)の若林隆三所長は、ホウ雪崩が襲った可能性が高いとみる。ホウ雪崩は大量の新雪が降った際に起こりやすく、橋を流すなどの破壊力があるという。 同ヒュッテの今年の営業については、問い合わせが相次いでいる。松本市アルプス観光協会(同市安曇)は同協会ホームページで今年の休業を知らせている。 4月に事故で急死した経営者の上条岳人さんの長女・明穂さん(41)は「楽しみにしていたお客さんにご迷惑をおかけします。来季以降のことは雪解けを待って決めるつもり」としている。 【写真説明】雪に埋まったままとみられる岳沢ヒュッテがある現場=9日(松本市アルプス観光協会提供)というものであった。
再建を願うばかりであったが・・・
以降、資金的な問題も大きかったのであろう?メドが立たないまま3年が過ぎます。
御息女様の苦悩が気の毒に思えて仕方が無いその文面です。
「穂高岳・岳沢ヒュッテ営業中止のお知らせ」 平成18年よりご承知のとおり雪害による山小屋の全壊、前社長の死去と思いも寄らぬ事故が続き皆様には多大なるご迷惑をお掛けしておりますことをお詫び申し上げます。 また大勢の方々から励ましのお言葉等をいただきましたこと、心より厚くお礼申し上げるとともに感謝致します。 昨年は損壊した小屋を片付け、夏場は仮設小屋にてわずかばかり売店を開くことが出来ました。 今年度以降の再建、また営業につきましては現時点で見通しが立っておりません。 したがって本年度は誠に残念ではありますが、ここに改めて営業中止のお知らせを致します。 ●今シーズンは仮設トイレも水場もありません。またテント場の利用もできませんのでご了承ください。 登山者の皆様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、どうぞご理解のほどよろしくお廉い申し上げます。 平成20年6月1日 穂高岳・岳沢ヒュッテ 上條 明穂
そして
遂に
「あぁ・・・」っていう思いにさせられるニュースが流れてきました。
岳沢ヒュッテ無念の廃業

遂に
「あぁ・・・」っていう思いにさせられるニュースが流れてきました。
岳沢ヒュッテ無念の廃業

06の雪害で全壊 信濃毎日新聞 掲載 再建費用大きく倒壊懸念も 平成20年12月28日(日) 二〇〇六年の雪害で全壊した北アルプス・岳沢の山小屋「岳沢ヒュッテ」の経営者、上条明穂さん(44)=松本市=は二十七日、ヒュッテの再建を断念し、廃業することを明らかにした。再建費用の大きさや再び雪崩などで倒壊する懸念から営業再開は困難と判断した。岳沢は穂高連峰と上高地を結ぶ登山ルートにある遭難救助の拠点でもあり、山小屋関係者はヒュッテに代わる施設が必要だと指摘している。 標高約二千二百㍍の岳沢は背後に穂高連峰の急斜面が迫る。ヒュッテは一九五六(昭和三十一)年、明穂さんの祖父の親人さんと父の岳人さんが建設し、徐々に増築。全壊前の床面積は約六百平方㍍、収容人数は約二百人だった。周辺で遭難事故が起きた際は岳人さんらが出動し、救助に当たった。 〇六年春は残雪が多く、小屋開けの延期を決定。その後の四月中旬に岳人さんが事故死し、さらにヒュッテが全壊していたことが分かった。後を継いだ長女の明穂さんは支配人らと仮小屋を建て、〇六、〇七年と売店を営業仮設トイレも登山者に開放した。しかし、採算が合わず、今年は営業を見送った。山小屋関係者らと再建の可能性について話し合っていた。 明穂さんは廃業について「山小屋経営の経験もなく、再建費用の大きさや立地条件の厳しさなどさまざまな要因があって、苦渋の選択だった。再建を期待してくれた皆さんには申し訳ない」と話している。既にヒュッテの敷地を林野庁に返す手続きを済ませたという。 山小屋関係者でつくる北ア山小屋友交会の穂苅康治会長=松本市=は「遭難救助の面からも岳沢を無人にしておけない。早い時期にヒュッテの機能を引き継ぐ方法を考えたい」と話している。 2006年の雪害で全壊するまで遭難救助の拠点でもあった岳沢ヒュッテ(上条明穂さん提供)
「その思い出の場所が消えてしまうのか?」と思うととても寂しく感じました。
しかし、助け合いって言うのでしょうか?
今日、とても嬉しいニュースを見つけました。
今日、とても嬉しいニュースを見つけました。
岳沢ヒュッテ:跡地に山小屋再建へ 来年夏の開業目指す


雪崩による全壊もあり、昨年末に廃業した北アルプス・穂高連峰の岳沢(だけさわ)ヒュッテ(長野県松本市安曇)の跡地に山小屋が再建される見通しとなった。槍ケ岳山荘の経営者で「北アルプス山小屋友好会」の穂苅康治会長(59)=松本市=が環境省へ新規建設許認可を申請しており、来年夏の開業を目指している。 岳沢ヒュッテは上高地から前穂高岳へ直接登るルートでは唯一の山小屋で、縦走する際の重要な中継点だった。同時に遭難救助の拠点として「なくてはならない小屋」(穂苅さん)であることが再建を決めた理由という。 新しい山小屋は階段状の斜面に、プレハブ式宿泊棟2棟、トイレ1棟、食堂などが入る管理棟1棟を建設する。収容人数は50人で、総事業費は8000万円。宿泊棟は雪崩被害を避けるため、オフシーズンは解体する。 穂苅さんによると、順調にいけば、今夏には建設が認可される見込み。その後、林野庁への借地許可申請を経て、今秋には着工したいという。穂苅さんは「上高地から岳沢ヒュッテを目指して登る人も多い。安全に登山できる環境を整え、山岳事故を減らしたい」と話している。【渡辺諒】という内容でした。
面影が戻ることは無いでしょうけど、またの日に重太郎新道を下ることがきっとあると思います。
その時、きっと娘達とのベランダでの楽しい一時を思い出させてくれることでしょう


その時、きっと娘達とのベランダでの楽しい一時を思い出させてくれることでしょう



山小屋再建が実現したのも人と人との助け合う気持ちだと思います。
どんな時でも、この気持ちを大切にしたいものです。
どんな時でも、この気持ちを大切にしたいものです。