2009年2月15日(日)
春一番が訪れた直後の釈迦ヶ岳・・・
「一体、どんな状況なんだろうか?」
「標高からして雨でなく雪かも?」
「装備、どうしようか?一応FULL装備。」
「出発時刻?もし雪が多ければ苦戦するかも!夜明前やなぁ・・・」
ってことで前鬼から早々に歩き始めます。
なにやらテープが全く見当たらないし、以前歩いた記憶と重ならない。。。
「もしかして道間違い?」
途中の尾根で夜明
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やっぱり山の御来光は最高;)
ところで周りが明るくなってきてもてテープは無いし、完全な薮漕ぎ(*_*)
右に孔雀岳しかし正規ルートなら手前の尾根が無いはず。
一旦、地図で現在置を確認すると明らかに川を渡る辺りで一つ南側の石楠花岳へ直登する尾根に向かってしまったようだ。
ところどころに植物保護の痕跡が出て来出しました。そして黄色いテープも。
とりあえず一安心:)
この緑の鬱蒼とした木々が全て石楠花。
「石楠花岳に向かっているんだな。」と確信します。
そして「五月だったらどれほど綺麗だろう!」とも思います。
南側には天狗山(1,536.8m)
贅沢に石楠花のトンネルをピッケルやスノーシューを引っ掛けながら潜り抜けて行きます。
「何の為にこんなもん持って来たんやろか?ボッカ訓練の足しくらいしかなれへんな・・・」
今回誤った黄色いルートですが、五月の石楠花シーズンには山名の通り他の山の追随を許さない石楠花の大群落を堪能出来るルートとなることでしょう!
石楠花岳を後に太古の辻を目差します。鹿が横切って行きました。
仙人舞台石からは釈迦ヶ岳山頂と大日岳山頂が直線で繋がる面白い光景が楽しめます。
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太古の辻から大日岳、全く雪が有りません。
4日前に厳冬の稲村ヶ岳を訪ねられた方々のブログからは想像も出来ない春山?です。
釈迦ヶ岳が眼前に迫ります。
「あれが2月の1,800m峰?」雪の無さに唖然(◎-◎)
ここ2日が異常に暖かく新芽も膨らみを増したようです。
深仙宿を過ぎると右側に見事な五百羅漢の巨岩群が現れます。
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十津川ルートのと合流点でも残雪は非常に少ない、ただズボッといくところもあるんで雪上通過は快適ではありません。
先月4日に撤退を余儀なくされたルートが左手に延びて行ってます。
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「あの雪は一体どこへ行ったのだろう?」
そして八経ヶ岳
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今日の中で一番美しく見える八経ヶ岳(*^_^*)
何故かと言いますと中腹が雪解けから芽吹きまでの間、茶色に見えるんです。
だ・か・ら・・・
隠れていた方が美しい・・・
山もメタボ?
さぁ、いよいよ山頂です。お釈迦様もお待ちかね!
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雪は無いですが抜けるような青空が最高~☆
(誤って)歩いて来た稜線を振り返ります。
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弥山~八経ヶ岳~明星ヶ岳~仏生ヶ岳
仏生ヶ岳~孔雀岳
七面山越しに金剛山・葛城山までが見えます。
いよいよ下山です。
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この青空と瑞々しい笹の葉、それにシラビソが素晴らしい景観を描いてます。
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風も2月とは思えない暖かさ、春みたい:)
深仙宿から大日岳
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鳶が興味深そうに上空を舞って離れません。
一瞬、一昔前に話題となった東京のカラス襲撃事件が脳裏を過ぎります。
なんとか襲われることもなく太古の辻まで戻って来ました。
「ここから先は正規ルートや!ここ下って行けばいいんやな?」
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またまた勝手な判断をしがちだが、
ズボズボの雪の中を暫く下ったら
「このまま行ったら沢から抜けられへん、絶対オカシイ!」と地図で確認。
早期対応で右へエスケープ!
正規ルートへ出れました。
階段の上が変に凍ってて注意しながら下ります。
両童子岩
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ここで暑くってたまらずインナー一枚を脱ぐ、ブレスサーモのインナーとフリースの2枚となるがこれでも暑いくらい。
2L以上の午後のレモンティーを用意してきましたが飲み干してしまった・・・
上手い具合に沢を渡る場所が直ぐそこで、持ち帰り分を含めて飲料水補給と相当汗もかいたし頭と顔を洗う、これが超気持ちいい~(^^)V
小仲坊
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途中、前鬼山由緒についての看板があります。
長い歴史を刻んでこられたんですね!
この日、誰一人出会うことも無く大峰を独り占め!
贅沢な山旅のフィナーレはこよなく愛する不動七重滝でした。
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前鬼の清流、最高のおみあげになりました;)
春の陽気2月釈迦スライドショーをどうぞ!

余談、いつもブログアップは早いんですが今年は何故かインフルエンザ大当たりで
1月末にA型
この翌日にB型
(インフルエンザの簡易検査ではAかBかの判定しか出来ないそうです。)
39℃近い高熱が出てやっとタミフル効果が出てきて記事アップが出来ました。
仕事もやらなければいけないんですが、ちょっとね・・・
ウイルス除去が先決ですわ。