という、


底の底にへばり付くように、マグマのように煮え立つ


「怒り」


ありのままの声をきいてみる。




ズタズタにしてやる!
死ねや、消えろ!
むかつくんじゃ!
適当にあしらいやがって!苦しめ、わかってたまるか!

甘えんな!
あたしはあんたの
道具なんかじゃねぇ!


馬鹿にすんな!
馬鹿にすんな!

今にみてろ、
復讐してやる!
復讐してやる!






へぇ…

そう思ってたんや。

思いやりの「ふり」の裏で、本音はそう言ってさけんでたんやな。


なんでそこまで我慢したんや?


そこまでの叫びに至るまで、我慢したんは、なんでやったん?


だって。だって、


それしか今は聴こえない。だって、何や?

まあいいか、そこまではけたし。まだありそうやし。



苦しくさせてて
ほんまにごめんな。

ちゃんと聴いていくしな。



また来るわ~

だっての続き、用意して
待ってな、わたし。
はぁ?なんやその上からな感じは?


どちらもわたしの声だ。


触れるの怖いくせに

聴いてやるだぁ?
言ってみろだぁ?

びびってんのが
みえみえなんだよ

腹くくったんじゃねぇのか、あぁ?

クソが。

中途半端に関わってくんじゃねぇ。







へぇ、そうなん。
わたしの本音がちょっとは聴けた。


素直になるとか
わかんねぇはずだわ。


また来るわ~
ひねてそこで待ってろな、わたし。
自分には、

思いやり

とか、ねぇーんじゃねぇか


むしろそんな「ふり」は
やってただろうが、


「うそくせーんだよ!」


心は言ってる


そんな自分大嫌いだ


大嫌いだから、無視して


また「ふり」をしてたんや。


むちゃキモいわ。


どんだけ寂しいんや。


むちゃキモい。


キモいと言っては無視。
自分の感情を無視。


こうやって「寂しさ」を
置き去りにしてきた


置き去りにしてきた「寂しさ」が、


触れてほしくて、
かまってほしくて、
垂れ流される感情が、


自分の「心の中」にある


自分の外にはそれはない


なのに埋めてくれやーって叫びながら「外」に探そうったて、

そりゃー無理ってもんやった


あるわけがない。


わたしの「中」にあるんやから。


「ふり」の思いやり、


かりそめのそれ、


やめてみろ。


くやしかったらやめてみろ



思いやりを、


自分の中の「寂しさ」にむけてみやがれ、わたし。



丁寧に生き、

自分を思いやること、

本気で思いやること、


腹くくってやってみやがれ!


自分との約束
平気でやぶれる、


やっぱそれじゃ思いやりとか言えねぇな