特別な存在であれば、
得られたこと

「あたしゃ足りねーんだよ!しかも特別になっ!このクソ面白くもねぇ!」


っていうひねた被害者意識、特別意識。

「足りねぇ!」ってさけべば得られた気がしていた。埋められるような
気がしていた。

やっと少しは満たされた~~~と本気で思ってた。


でも、あとあと残り続けてるんは、さらなる

「足りなさ加減」だ。

特別意識は、

注目

チヤホヤ

優越感

同情

声かけ

関わり


なんかを呼び寄せてくれたように勘違いしていたが、むしろ集めていたのは、


そりゃあもう特別過ぎるほどの

注目→ではない軽視

チヤホヤ→ではない失笑

優越感→ではなく劣等感

同情→ではなく無情

声かけ→ではなく冷やかし


関わり→ではなく…


「足りない」って感じを
さらに痛く、さらにリアルに感じるに到る。



自分は特別傷ついてるんや!足りねぇーんだよ、
なにもかもがっ!


…って、そっちを選んで
欲しい欲しい欲しいってやってるとだな、


【足りなさ加減】を

さらに特別に強化する
出来事ばかりが


やってくるのだよ、
オチビさん、


おわかりか、わたし。
…とやら


と表現して、まろやかに否定しつつ逃げ腰なのがみえみえだ。

ちゃんと見て、
聴いてやってくれゃ

お願いだから。

ガキの叫びはあんたの叫び。


恥ずかしかろうが、
ダサかろうが、


ガキの叫びはてめぇの叫び。



畜生
ガキならまだいいさ。

わたし、餓鬼になってねぇか?

じゃ、そんな餓鬼の
ドローっとしたやつを

始末できるのは

わたしだけだ。


そっか、そっか。

苦しかったろうよ。


餓鬼とか言って悪かったな。

本当はそんなに悪い奴じゃないってこと、

わたしだけだった、
あんたを唯一知ってやれてんのは。


醜くすぎてな、
ついつい目を覆いたくなるよ、ごめんな、