間違いに必要なのは

裁くことでも

反省を科すことでもなく

 

 

ゆるすこと

 

 

 

 

わたしたちがみんな不完全であり

しばしば間違いや失敗をするのは

 

 

ゆるされるという受け身の愛を経験するために

 

そして

 

ゆるすという能動的な愛を経験するために

 

 

 

 

 

 

 

 

アクセスリーディングに出会って間もなく4年になろうとしている

 

「感情を観る」

ということが習慣になってきて

 

ああ昨年も今頃の季節は沈んでたな、とか

どうやらこの時季は活動的になれるようだな、とか

 

バイオリズムのようなものも

例外はあるにしろ、自分のデータとして積み上がってきたところから

うかがい知れるようになってきた

 

  

 

 

わたしにとって

ちょうど一年前も

 

「ゆるされ、ゆるす」

 

ということが大きなテーマだった

 

 

 

ゆるせないと思っていたひとを、ゆるし

 

ゆるされないと思っていたことを、ゆるされた

 

 

 

 

ゆるせないと思っていたのは

一面を、行為を、そのひとのすべてであると

決めつけの色メガネで見ていたから

 

色メガネを外して見ることで

そして

「原則は」(略)「良心の一部となっている」(略)

「すべての人間の内面に必ず存在している」

(『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』スティーブン・R・コヴィーより)

 

これを信じ自分のなかに採用することで

 

わたしがゆるせないと感じた一面の反対側は

まるでそのひとが自分で自分を罰し続けているかのようだった

 

それが初めて観えたとき

ただ、勝手に、ゆるしていた

 

  

 

 

その体験は

わたしにとっての「ゆるし」というものを象る土台となった

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

時折

幼い子どもさんを連れたおかあさん

という姿を見かけると

たまらない罪悪感に襲われて

わあわあ泣き出したくなる

 

人目を気にして

その場で解放できず

泣くのを堪え

気づかなかったように

なかったように

その感情はぎゅっとたたんで

心の奥に押しやる

 

 

先日

また不意にそれに襲われた

ぎゅっとたたんで押しやったそれを

たまたまのきっかけで

間を置かず

初対面のひともいるけど安心安全が守られる場で

シェアすることができた

 

ことばというかたちにして

内から外へ出したら

あふれてきたのは

 

もっとやさしくしてやればよかった

あんなに怒らなきゃよかった

もっと一緒に遊んでやればよかった

ルールを守らせようと厳しくしなきゃよかった

もっと…

もっと…

 

 

やってしまったことも

やらずにきてしまったことも

後悔に圧し潰されるわたしがいて

 

 

 

一方で

仕方なかったでしょう

だってうつだったんだから

しょうがないじゃない

あの頃だって

やさしいおかあさんになりたいって

なんでできないんだろうって

いろんなひとに相談したり、学びに行ったり

一生懸命、やったんだもん

 

そう弁護するわたしもいて

 

 

 

 

まるで

ひとりは

 

【わたしは自分で自分をどこまでも責めますから

ひどい母親だって自分でわかってますから

自分でタコ殴りに殴りますから

どうぞ矢を向けないでください】

 

って

自責という盾でまわりが見えないほど身を隠し

 

ひとりは

 

【だって病気なんだからしょうがないじゃない

メンタルやられてんだから無理じゃん

そんなわたしにこれ以上矢を向けられたら

ますます病みますよ、その矢のせいで】

 

って

受けてもいない被害をちらつかせることで

相手に加害性を意識させるという

防衛に見せかけた攻撃

いわば銃口のついた盾を構える

 

 

 

どちらも

どんな盾を構えようとも

 

 

実際は

隙間から覗いてみれば

 

 

その向こうに

こちらに矢を向けているひとなど

 

 

いない

 

 

 

 

 

「世界はやさしい」と信頼できれば

 

最初から

どんなわたしでも受けいれられていることを知る

 

 

 

 

 

みんな

ただにこやかに

おかえりって

ずっとそこにいてくれるだけ

 

 

 

 

 

 

 

それでも

もしかしたら

ひとりくらい

ゆるさない!!って

矢を向けて放とうとしてるひと

いるかもしれない!

 

 

 

その恐れが

実際にわたしに向かって

ゆるさない!!という人物なり現象なりを現す

 

 

 

ここで反応的に

ほら、やっぱりわたしは責められるのだ、ゆるされないのだと

目に入った向けられた矢だけが全てで

あたたかな笑みでそこにいてくれているみんなを見なければ、

「木を見て森を見ず」で

また視界を埋めるように

さらに強固に盾を構え直す

 

 

 

 

 

 

 

けれど

それは

その矢は

 

 

わたし自身の投影であると

 

 

ゆるさない!!と言い続けているのは

わたしだけ、だと

 

 

 

「愛から世界をみる」

「恐れの奥にはかならず愛がある」

こつこつと、その視座に在ろうと

 

わたしがさぼっても

やり続けてきてくれた仲間たちのおかげで

 

見えた

 

 

 

 

 

 

 

 

盾の脇からそっと覗いて

恐いと思い込んでいた恐いはずの世界は

 

どうやらあたたかくてやさしい

 

それでもまだこっちに向く矢を感じる

けどそれは

 

恐い誰か、を装った

わたし自身らしい

 

 

 

 

 

この段階まできて

 

ある日

 

ぎゅっとたたんで

心の奥に押しやってきた

あの感情が

 

 

不意に

嗚咽とともに

ほとばしり出た

 

お風呂で

頭から浴びるシャワーのなかで

涙も絞り出す声も溶けた

 

 



幼い頃の長男にと、自分を責め続けた過去の自分に

ごめん、ごめんねと

  

 

 
こんなわたしを 
ゆるしてくれなくてもいいから、と

口をついて出たけれど

 

 

 

 

 

出し続け泣き続けるうちに

 

深いところから

 

 

本当は、心底ゆるされたい自分が、出てきた

 

 

 

 

 

長男がゆるしてくれるかゆるさないかは

関心の輪(関心を持っているが自分でコントロールできないもの)

だから、ゆるしてくれなくてもいいと思っている


ああでもきっと彼が口では何と言おうと

とっくの昔にゆるしてくれている

もうそれはわかっているし、しっかり受け取らなくては

 


わたしがわたしをゆるすことが影響の輪(自分でコントロールでき、影響を与えられるもの)


どれだけ誰かに

いいよ、もういいよ、悪くないよ、ゆるすよ、

と言ってもらっても

盾を構え続けてきたのは

受け取り下手、ということも多少はあるが

 
 
本当は

わたしをゆるすことができるのは、わたししかいない

 

 

 

 

わたしがゆるされたいのは、わたしにだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頑なに構えてきた
重い硬い大きな盾を下すには

 

安心が要る

 

 

それは、外からもたらされるものではない

いや、外はすでに「やさしい世界」だって

安心できるって知っている

 

 

 

 

自分の内側を安心させること

 

 

 

 

わたしがすべてのわたしをゆるすこと

どんなわたしにも居場所を与えること

 

 

 

それだけ 

 

 

それしか、ない

 

 

 

 

 

 

 

 

後悔に圧し潰されるわたしも 

 

自分を責めることで防御してきたわたしも

 

防衛に見せかけて攻撃してきたわたしも

 

わたしのことをゆるさない!!と思ったわたしも

 

やさしい世界に目を背けたわたしも

 

でもやっぱり「ある」って知ってわかっているわたしも

 

どんなわたしもすべて丸ごとゆるされたいわたしも

 

 

 

誰かに、外側にゆるしを乞うのではなく

 

 

わたしが、内側から、ゆるす

 

 

 

 

 

薄々感じ取っていたこのことが

肚に落ちたのは

ARの視座のままで、心を重ねながら

『まなゆい』を実践する

同期の講座が最終的なきっかけ

 

なので、『まなゆい』のことばを使わせてもらいますが

 

 


わたしがわたしを受けいれ、みとめ、ゆるし、愛せたときにはじめて

 

ジャッジも、責めも、比較も、完璧主義も、

 

これまでわたしが生きづらさの根っこに抱えてきたものたちが

 

あってもなくてもどっちでもいい

 

ニュートラルな、中庸なところへ収まる

 


 

 

そんなビジョンが観えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15年以上前に

病気を理由に子どもを保育所に預けている自分の罪悪感を

ひとに聴いてもらったことがある

 

その方は当時カウンセラーのたまごさんで、

ご自身もうつ病でお子さんを保育所に預けられていた経験のある方だった

 

その方は言われた

「わたしは全然罪悪感ないよ。

むしろ、その時の最善の選択だったと思ってる。

あこさんも、それでいいんだよ。」

 

 

わたしは目が点になり、

そうですか、と答えつつも、

受け容れられない自分がいた

 

そこには『3歳までは子は母が手元で愛情かけて育てるべし』という

わたしがどこかで採用したパラダイムがあって、

わたしのその時の成熟具合や精神状態では

その方がシェアしてくれる体験談と価値観で

パラダイムシフトすることはできなかった

 

と、今ならわかる

 

そして

なんなら

「最善の選択」なわけがない、それはあかんことや、と

その方を批判したい自分を隠してもいた

 

さらには

批判したい自分を

あのひとの方が正しくて批判したい自分のほうが間違ってる、悪い、と

自分で裁き、バツをつける自分もいた

 

 

 

何層にも

何層にも

 

あの手この手を使って

 

自分で自分に「そうかそうか」「そうなんだね」と

言ってあげることのできない

みとめることのできない

自分が量産されていた

 

というのも、今だから観える

 

 

 

 

 

 

 

 

流れるシャワーの音に紛れて絞り出た

深いところからの

 

 

 

ゆるしてほしい

 

 

 

は、 

 

量産してきた

みとめられなかった自分たちの声だ

 

 

 

 

 

やっと、届いた

責めや批判やバツをつけていた裏側で泣いていた声

ゆるしてほしい

 

 

 

 

 

 

もう、どんな自分もゆるしたい

 

 

 

 

今までは

自責を止めたい、ジャッジ(批判)をなくしたい、

ひとと比べる自分が嫌い、完璧主義を手放したい

そう思ってきた

 

↑これらがあるからわたしはダメなんだ

 

という立ち位置

 

 

 

そう思ってきた自分も、ゆるして、

それらをやってしまう自分もゆるして、

ひとに向けてしまう自分もゆるして、

ないのが良い、あるからダメ、な自分もゆるして、

 

あってもいい、なくてもいい

 

あろうがなかろうが

 

 

 

わたしは、わたしのままで

みんなは、みんなのままで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆるされるという受け身の愛

 

そして

 

ゆるすという能動的な愛

 

 

 

 

 

 

わたしがわたしをゆるすことで

 

 

わたしはわたしに愛されたい

わたしはわたしを愛したい

 

 

 

 

 

 

わたしにとって「ゆるし」とは

 

わたしのままで

 

みんなのままで

 

「愛され、愛すること」

 

 

 

 

 

 

3期生 あこ

 

 

 

 

 

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