さて、俺は安倍とか高市をひたすら信奉して「何言っても正論!」と首を縦に振るだけの赤ベコみたいなバカウヨとは異なり、橋下の信奉者でも何でもないから、下記記事での橋下の主張に対しては明確に否定的意見を述べておく。
ペルソナ・ノン・グラータの扱いについて立憲民主党政調会長の本庄知史さんは、「中国にいる日本の大使も同じ扱いを受けることも考えられ、ますますエスカレートする可能性もある。それが日本の国益にプラスなのかどうかということも考えながら外交ルートで対応していくべきだ」と話した。
この発言に橋下さんがかみついた。 「いや、日本がペルソナ・ノン・グラータをやって在大阪総領事を排除したら中国も絶対やり返してくるけど、それはそれでいいんじゃないですか。『汚い首を斬ってやる』という発言、これは日本社会においてはダメだよというしっかりした政府のメッセージが必要。同じことを僕らがやれば仕事は全部なくなるし、一般の人でもえらいことになりますよ」
「『首を斬ってやる』発言でペルソナ・ノン・グラータやったとしても国際社会は『そりゃそうだよね』と言ってくれますよ。
それはそれでいい、なんて話で済むハズがない。
中国ではちょっとしたことで日本人(民間人)がスパイ扱いされ、逮捕拘束・長期拘留の憂き目に遭うケースが頻繁にある。「やられたらやり返す」で相手をねじ伏せるような応酬は、中国のように平気で自由を制限する国家の方に圧倒的に有利に働くのだよ。
もし「それを怖がっていたら何も出来ないじゃないか」などと言うのであれば、それは高市と一緒だ。
もはやこの問題は、「当たり前のことを言ってれば(やってれば)問題は無い」とか「どちらが正論か」などという話ではなく、「どちらが有利に物事を進められるか?」という切実なものとして処理するべきだ。国民が直接的に損失・被害を受けるような対応を政府に取らせるべきではない。徹底的に衝突を回避する策を探るように促すのが筋だ。
最近はマジで頭悪いヤツらがうじゃうじゃ居て、めたくそイライラするんだが、高市の発言について「相手に利をもたらすから絶対に撤回してはいけない」とか「謝罪して撤回すべきだ」とか、どいつもこいつも本当に知恵の無い主張しか出来ないのを見てて呆れ果てている。
そもそも高市があの発言を撤回出来ないのは、これが集団的自衛権の枠組みの話だからだ。
中国が台湾に対して武力を使った動きを現実に見せた場合、米軍は軍事的に介入すると(表立ってではないが)言っている。その時は日本の自衛隊も「援護するように」と要請を受けている。この要請さえなければ、最初から「集団的自衛権」なんてものを導入する必要すら無かった。すべては米国との交渉(というか強制)によって設定された舞台のシナリオなのだ。
高市の発言は現時点で、「もし中国が台湾に武力攻撃をしかけたら」という前提で述べたものであると、広く世の中的には解釈されてしまっている。その解釈である限り、高市の言ってる内容には間違いは無いのだ。米国との約束の中で、そして集団的自衛権の枠組みの中で、武力攻撃があれば米軍は参戦し、自衛隊はその援護につく。高市はその事実を述べているだけであり、ならばそれを撤回すれば米国との約束を反故にすることになるのだから、高市は絶対に撤回できないということになる。
しかし、だ。ちょっと待ってくれ。
高市は本当にそんなことを言ったのか?
確実に、「もし中国が台湾に武力攻撃をしかけたら」という前提の答弁だったのか?
もう一度それをちゃんと確認してみよう。
首相は台湾有事に関し、「例えば、台湾を完全に中国の支配下に置くようなことのためにどういう手段を使うか。それは単なるシーレーン(海上交通路)の封鎖であるかもしれないし、武力行使であるかもしれないし、偽情報、サイバープロパガンダであるかもしれないし、いろいろなケースが考えられる」と説明。その上で、「戦艦を使って、武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりうるケースだ」と答えた。
いかがだろうか。高市は、ここでハッキリと言ってないか。
「戦艦を使って、武力の行使も伴うものであれば」
と。
現代において、世界各国の軍事戦力には、戦艦というものは存在しない。
しかし高市はその、「存在しない戦艦を使った武力行使」を前提に答弁しているのだ。
つまり、高市が前提とした条件下での存立危機事態認定というのは、実際には絶対に起こり得ないということになる。
高市は、「もし中国が台湾に武力攻撃をしかけたら」という正しい前提ではなく、実際には起こりえない、間違った前提で答弁した訳なのだから、この答弁には撤回する余地があるということになるではないか。
高市はこの理由付けで、次のように言って答弁を撤回すればよいのだ。
「存立危機事態認定に関する私の答弁は、戦艦を使ってというあり得ない前提によるもので、今考えてみれば答弁として適切ではなかった。実際にはまったく異なるケースを前提として考えるべきことであり、お答えすべきものだが、つい先日、特定のケースを想定した明言は慎むと述べたばかりで、ここでの改めてのお答えは差し控えさせて頂く。」
こうすれば、中国に謝罪することもなく、米国との約束を反故にすることもなくまっとうな理由で事実上発言を撤回出来る。
高市につまらんプライドさえなければ早々にこの対応が取れるはずだが、周りが低能なせいか状況を悪化させるばかりで、バカウヨを余計ヒートアップしたバカにさせるだけの日々だ。本当にウンザリだし、マジで「イキってオラつくな!」としか言いようがない。
橋下、オマエも調子にのって舌禍に陥らないよう「いい加減に」しとけよな。

