謝って済むんだったら警察なんか要らねんだよ。
「家族は最初からわかっていたことが、明るみに出るのに時間がかかっただけ。よかったという気持ちはない」と語った。
川崎臨港署で1日に報告書を受け取り、3日には県警本部で和田薫本部長から謝罪を受けたという。
この事件が明るみに出たとき、被害者の家族や知人が警察署に押し寄せて激怒する姿が報道された。
それでヤフコメなんかはいつも通り、被害者サイドの人々の身なりや言葉遣い・振る舞いを批判し、まるで警察の肩を持つようなコメントであふれかえっていた。
こいつらも警察も、結局「同じ先入観」を持って決めつけに走っていたのだ。
時系列で実際に発生している「事実」からではなく、見た目や印象から答えを導き出そうとするようなヤツらなのだ。
コイツらには正しい推論なんて到底無理だと言っていいだろう。
それどころか、見た目や印象で人の実情を推定しようとする行為は差別そのものだ。
そしてその通りに警察はSOSを軽視し、彼女の命を守れなかった。
そしてヤフコメ民は、それを彼女と家族の責任だと言った。
な?どうしようもないクズが蔓延っているってわかるだろう?
俺は基本的に、印象がどうのこうので人を裁こうとするヤツはクズ認定していいと思ってるし、だから第三者委員会とかテキトーな言説を駆使して「イメージ」を語ろうとする作家とかも信用しないどころか排除することにしている。
「推定無罪」「疑わしきは罰せず」というのは、そういった合理性の担保によって成り立つものだと考える。
しかし、だな。
人が命の危険を訴えて助けを求め、その危険な相手を名指ししている場合はその限りでは無い。最初からその相手を大いに疑ってかかるべきだ。
これってアタリマエの話じゃないのか?
だって、もし疑わなければその危機が現実になってしまうかも知れないんだぞ?
起きてしまった結果からの逆推定と、これから起きるかも知れない危機の順推定。
それらを同列に語ること自体が非合理なのだよ。
警察もヤフコメ民も、事実ではなく印象に従っているうちは相変わらずクズのままだ。
あたかも反省する素振りなんかを見せておいて、何なんだよこの甘い処分は?
このうち懲戒処分は5人。最も重いのは、同署の西山直秀・前生活安全課長(警部)の減給100分の10(1カ月)だった。
ホントふざけるのもいい加減にしろ。何度ヘマこいたら気が済むんだか。
10年前、同じ川崎大師近くの多摩川河川敷で、当時中学1年生だった上村遼太君が18歳前後の少年らにより刃物で殺害されるという事件があった。犯行を行った少年らは遼太君と一緒にゲーセンや公園などでツルんで遊ぶ仲間だったが、主犯格の18歳・少年Aが遼太君に頻繁に暴行を働くなど、決してまともな友人関係ではなかった。
遼太君は殺害される2月ほど前にもAから暴行を受けていたが、そのことを知った遼太君の友人らが怒り、Aの自宅に大勢で押しかけて騒ぎになった。この時、Aの家族の通報でやってきたのが川崎臨港署の警察官だ。しかし驚くべきことに、署員は遼太君からの「今は仲直りしているから大丈夫」との一言を受け、「上村」という苗字を確認しただけでそのまま帰ったと言う。