まさに「厚顔無恥」の言葉を体現したような存在。こんなのを市長に選んでしまった伊東市民はホントに災難だ。

 

 

学歴詐称疑惑がもたれ、その進退が注目されていた静岡県伊東市の田久保市長。先月31日夜、辞職の意向を撤回して、続投する考えを示しました。 

 

もちろん、市長になるのに学歴は関係ない。そんなのホントにどうでもいいことだ。しかし、学歴を詐称したかどうかは大いに問題となる。アタリマエの話で、公人として「信」に関わる一丁目一番地だと言って良い。

 

なぜ、わざわざ詐称などする必要があるのか。なぜ、表沙汰になったときにすぐに認めないのか。

 

それは普通の感覚で言えば、とてつもなく恥ずかしいことである。こんなふうにしていつまでも長引かせ、学歴詐称による一連のゴタゴタを未解決のまま身に纏いながら居座るなんてのは、恥ずかしくて到底不可能なことのはずだろう。

 

我々が改めて肝に銘ずるべきは、政治家として遮二無二成り上がる者どもは皆、基本「恥知らず」だということ。兵庫県知事や京都の参議院議員なんかもそうだが、恥ずかしいという感覚が薄い者ほど、政治家としては生命力に満ち溢れているものだ。

 

コイツらは自分に都合が良いと思えばすぐにテキトーな事を言うのだから、せめて学歴ぐらいは絶対に詐称不可能となるよう、選管がきちんと事前対応するべきではないのだろうか。

 

大学入試なんて、何万人もの受験生の修学状況・資格取得状況について、学校や機関の証明書を一人一人提出させて細かく審査しているんだぞ。

 

たかだか数人しかいない立候補者の学歴審査も出来ない選管っていったい何なんだよ?この伊東市みたいに多大な税金無駄にしてゴタゴタが続くような顛末を向かえるくらいなら、それなりの仕組み作って歯止めかけといた方が明らかに良いじゃないか。