山際が辞めても自民党の闇は1ルクスも明るくならない。どんなに引き延ばそうとしたところで、結局「本丸」を明け渡さざるを得なくなるんだよ。

 

 

今後について、自民党のベテランからは「山際大臣を辞めさせても、この問題が収束するわけでもない」として、旧統一教会の問題全般に対して、国民が納得する対応が取れるのかどうかがカギを握ることになってくると思います。

 

国民が一番疑念を抱いているポイントがどこに在るか。とっくに解っているクセに、未だに「知らないフリ」を続けている。選挙で当選するのに統一教会の協力を得なければならなかったような「小者」の議員をいくら切り捨てたって、肝心の親分の行いが何一つ明かされないのであれば国民は納得なんてするワケがないだろう?

 

山際は、自らは一切の情報を出さず保身に徹して「判らない」「不明」「記録が無い」「記憶に無い」を連発したが、他から数々の事実の指摘を受けて渋々認めざるを得なくなるという、ひたすらに無駄な時間を費やしながら炎をさらに大きく燃え上がらせるような対応に終始した。

 

同様に岸田は、安倍と教会の関係について 「ご本人の心の問題である以上、亡くなった今十分に(関係を)把握することは限界がある」 などとして露骨に「安倍派」を擁護し、時間稼ぎに徹している。だが、今後方々からの「証言」や「記録」が事実として次々に出て来たとしたら、山際と同じように渋々認めざるを得なくなって余計に炎を燃え上がらせることになってしまうだろう。

 

ただし、そこは本丸である。山際が燃えた程度の炎で済むはずがない。

 

城全体に延焼して取り返しがつかなくなる前に、岸田は本丸を素直に明け渡して鎮火させるべきだ。国民の不信はすでにそこまで達しているのだよ。何が信じられないって、安倍があれだけ勇ましく嫌韓を煽っておきながら、「実は日本を売っていた」という鬼畜の所業なのだ。

 

そんなもん、山際の首の一つや二つで簡単にふり切れるものではない。知らないフリにも限界があるということだ。