昨夜22時の少し前に、実家の母から電話がありました。母のスマホから私のスマホに。
母
「今日、ちょっと買ったよ。明日送るって言ってたから、明後日(火曜日)に届くと思う。6時から8時ね。楽しみにしてて。」
私
「…?」
ですよね。
おそらく母が、どこかの農家さんで何か農作物を買い、その農家さんが直接ウチに送って下さる、ということだと推測しました。
こういうパターンは秋〜初冬のみかんであることで、その際にはみかんを送った、と母は言いますが(私の実家は静岡)。
この時期は今までなかったので、何かフルーツか…?うーん。
正直、楽しみというより面倒だなと思いました。私はサプライズが嫌い。
その後少し、「暑いけど元気?雨大丈夫だった?」のようなことを私が聞き、少し世間話をして電話は終わりました。
あ、父が白内障の手術をした、父も80歳を過ぎた、今年は夏に誰も帰ってこない…とも母は言っていました。
電話を切ってから、その場(居間)にいた夫と娘に、どうしたの?と聞かれ、何か送られてくるみたい〜と話していたらまたスマホに母から着信があり、出ようとしたら切れました。
あ、私の次に姉にかけようとして間違えたな、と思いました。
母は淋しいのかもしれないと思いました。
父の歳のことを言っていましたが、母も似たような歳です。もうすぐ79歳。
ただ、実家には独身の兄(53歳)が同居しているので、今のところあまり両親の心配はしていませんでした。兄は公務員だし、多分定年まで安泰。
兄が結婚していたなら、孫が身近にいて母は淋しくなかったかもしれませんが、それは仕方のないことです。
実家は古い家で、古い考え方。跡取りの兄を優遇していました。そんな家に来たい女性はきっといない。
私は末っ子ですが、母にあまり可愛がられた記憶はありません。
母が兄を優遇するのも、嫁としての自分の立場と自分の老後のためだったと思います。
(結構、辛辣な私…。)
かなり子供の頃から私は、母は私とは違うタイプの人と認識していました。そして私は母があまり得意ではありません。
私が諦めに似た気持ちで高校生まで実家に住み、大学進学と就職を機にフェードアウトしていったことは、母は分からなかったと思います。
そもそも私にあまり関心がなかったので。
そのことは、奇しくも今年のお正月に母自身も言いました。
私はこれまでの思いを母に話したことはないし、これからも話すつもりはありません。
自分の親は選べないし、今では母は私の反面教師としていい仕事をしてくれたと思っています。
(またまた辛辣…。)
でも、
①昨年の7月末、祖母の13回忌のために私1人で帰省した(夫は海外、息子は大学で県外、娘は大学とバレエとワンコの世話があるので自宅で留守番)。
②その翌週、娘の舞台の鑑賞ために両親を招待して、もてなした(もちろん、夫と息子は不在)。
駅まで送迎し、自宅に宿泊させ、義実家を一緒に訪問して一緒に食事もした。
③その後の年末年始は、4年ぶりだったけど家族全員(私と夫、大学生の息子と娘、ワンコ)で帰省した。
のです(私の自宅は北陸)。
因みに愛媛県在住の姉は、①も③も来ていません。子供たちの予定が合わないから、と。
むしろ私はちゃんと帰省して親孝行してる、と思っていました。母が苦手な割には。
この夏は、息子が社会人一年目でせっかくの休みだから好きなように過ごしたいだろうし(あ、いつも好きなようにしてる…)、老年のワンコや運転する夫も移動は大変だろうしと思い、帰省は全く考えていませんでした。
でも。昨日の電話で少し考えてしまいました。
もしかしたら、私と娘の2人だけで帰省するかもしれません。
すこーし気は重いけど、浮世の義理というものでしょうか。
あ、サプライズ嫌いの話はいつかまた。
長々と愚痴めいた話をお読み下さり、ありがとうございました。