読み始めたばかりの本なのですが、

最初の方で料理に関するある記述に出会い、

わたしの最近の料理に対する気持ちって

こういうことだったんだと心が解けていった箇所がありました。

 

    「何十年も変わらない自分の味に疲れて、

    嫌気がさし、心底うんざりしている。...

    ため息が出るほど自分の料理に飽きた。...

    豪華なものなんていらない。

    ...自分以外の誰かが作ってくれた、

    何の変哲もない一皿に飢えている。」

     (※内容を一部抜粋させていただきました)

 

自分の味覚が年齢と共に変化しているのかな?とも思うのですが、

美味しいと思ってた味が次第に美味しいと感じなくなってる。

何がいけないのか試行錯誤を繰り返すうちに

余計に何が何だかわからなくなってきて、

 

料理がというよりも自分で作ったものを食べるのが最近苦痛。

 

作ってみよう!という思いが湧いてその時は美味しく感じても

リピートするタイミングによっては

ガッカリしてしまうこともあるので、ム・ヅ・カ・シ・イ。

 

一度ガッカリすると二度とその料理は作りたくなくなります。

 

夫が作るテキトーな味付けのワカメのすまし汁とか

夫が作ったミルフィーユ鍋、美味しかったなぁ、とか

娘が作ったお味噌汁美味しかったなぁ...と

自分以外の人が作ったなんてことない料理に感激できるのに。

 

最近の自分の料理でショックなことは、

長年作ってきたお雑煮が全く美味しく感じなかったこと。

今まで母の味を思い出しながら適当に味付けしたのを食べて、

美味しく食べていたのに、

 

今年は全くダメ。

 

お汁が美味しく感じなかったこともあるけど、

その汁に入れた美味しいはずのお餅

(毎年いただくお餅なのに)にさえも

自分の中でこっそりダメ出しをしていました。

 

検索などして

他所様が美味しいと言っているレシピで

作ってみてもどんどんドツボにハマるだけ...。

 

そんな時にたまたま出会った没頭の記述です。

そういうことか!と深く納得できたけど、

解決策がないことに気づきました。

 

自分で作る何気ない日常の料理を

美味しく食べたいだけなんだけどなぁ。

 

この本の著者は、あるレシピ本を推薦していました。

チャレンジしてみようか考え中です。