リゴードンは、フランス産の舞曲です。
偶数拍子で、ジャンプが特徴とされています。
今日は、リゴードンとは何なのか知るために、
二つの有名な組曲から、それぞれのリゴードンを比較してみます。
一つは、イギリスの作曲家ヘンデル氏の『水上の音楽』のリゴードン、
いま一つは、ノルウェイの作曲家グリーグ氏の『ホルべリアの時代』のリゴードンです。
まず、ヘンデル氏のリゴードンですが、
唐突な下降音型で始まります。
落ちていくのを食い止めるような「切り」を経て、
ひとつめのメロディが登場します。
この「切り」はジャンプとも受け取れます。
第一メロディでは、「タカタカタッタ」というリズムが多用されます。
これは、なにか滑って行くのをたびたび切って止めているような感じです。
「タカタカタッタ」以外の部分には下降音型が使われており、
「進む」と「止まる」が対比されています。
最初のフレーズは、「タカタカタッタ」→「下降」ですが、
ふたつめの短調っぽいフレーズでは、「下降」→「タカタカタッタ」
となっており、構造的にも美しい。さすがヘンデル氏です。
要所で、「タン、ターッン」とジャンプが入るのも印象的です。
次に、短調化した第二メロディーですが、
「た、らーらーらー」というやつですが、
ここでは、ジャンプはなくなり、底辺をさまようような曲調です。
第一メロディで多用された「タカタカ」が、亡霊のようにチラつきます。
そして、また最初に戻って終わりです。
フランス的かどうかは、なんとも判断つきかねますが、
ジャンプがあることは認めてよいでしょう。
(テンポが遅いと微妙かもしれませんが。)
では、グリーグ氏のリゴードンはどうでしょうか。
こちらは、とくに前奏はなく、いきなりメロディで始まります。
下降音型の前奏は、リゴードンの特徴ではないようです。
しかしこれは、速い。
細かい音符で、無窮動的な感じです。歌えない。
弱奏を基調としているので、なにをやってるかよく聞き取れないですが、
ときどき出てくる「すっとんとん」が強烈です。
これが、ジャンプと思われます。
一段落つくと「たーらら、らららら、らららー!」と高らかに歌いあげます。
こうして見ると、
リゴードンは、フレーズの終わりやメロディの終わりでのジャンプが
不可欠であることは間違いないでしょう。
メロディ自体は「細かい音型」や「小ジャンプ」からなっており、
「止める」要素が入っていることが多そうです。
ヘンデル氏とグリーグ氏のリゴードンだけを比べると
このような印象ですが、ほかの作曲家のリゴードンでは、
また話が違ってくるかもしれません。
他に有名なリゴードンとしては、
ラヴェル氏の『クープランの墓』のリゴードンがあります。
これは、グリーグ氏のものとよく似ています。
「すっとんとん」があります。
どちらかが真似したんじゃないかと思うくらいです。
しかし、クラスラー氏のリゴードンでは、ジャンプがありません。
全くの無窮動です。
この曲は、シチリアーノとカップリングした、
ヴァイオリン独奏ピアノ伴奏の曲で、チゴイネルワイゼンやチャルダッシュを
思わせます。
あえていえば、ピアノがジャンプしているのかもしれませんが、どうなんでしょう。
時代の違いということもあるかもしれません。
ヘンデル氏と同時代のパーセル氏のリゴードンを見てみると、
細かい音型がありません。
ジャンプもあるようなないような。
スタッカートが多用されていて、ずっと聴いていると、
だんだんアマリリスではないかと思えてきます。
そういえば、なにかの本で、アマリリスはリゴードンと
書いてあったような気もします。
「たっりっらっりっ、らっりっ、らーっ!」
でジャンプするのでしょうか?
さらに、オルガン曲のリゴードンもあって、
もはや、なにがなんだかわからなくなってきます。
なにか、これらの曲に共通して流れているリズムのようなものが
あるのかもしれませんが、筆者にはわかりません。
偶数拍子で、ジャンプが特徴とされています。
今日は、リゴードンとは何なのか知るために、
二つの有名な組曲から、それぞれのリゴードンを比較してみます。
一つは、イギリスの作曲家ヘンデル氏の『水上の音楽』のリゴードン、
いま一つは、ノルウェイの作曲家グリーグ氏の『ホルべリアの時代』のリゴードンです。
まず、ヘンデル氏のリゴードンですが、
唐突な下降音型で始まります。
落ちていくのを食い止めるような「切り」を経て、
ひとつめのメロディが登場します。
この「切り」はジャンプとも受け取れます。
第一メロディでは、「タカタカタッタ」というリズムが多用されます。
これは、なにか滑って行くのをたびたび切って止めているような感じです。
「タカタカタッタ」以外の部分には下降音型が使われており、
「進む」と「止まる」が対比されています。
最初のフレーズは、「タカタカタッタ」→「下降」ですが、
ふたつめの短調っぽいフレーズでは、「下降」→「タカタカタッタ」
となっており、構造的にも美しい。さすがヘンデル氏です。
要所で、「タン、ターッン」とジャンプが入るのも印象的です。
次に、短調化した第二メロディーですが、
「た、らーらーらー」というやつですが、
ここでは、ジャンプはなくなり、底辺をさまようような曲調です。
第一メロディで多用された「タカタカ」が、亡霊のようにチラつきます。
そして、また最初に戻って終わりです。
フランス的かどうかは、なんとも判断つきかねますが、
ジャンプがあることは認めてよいでしょう。
(テンポが遅いと微妙かもしれませんが。)
では、グリーグ氏のリゴードンはどうでしょうか。
こちらは、とくに前奏はなく、いきなりメロディで始まります。
下降音型の前奏は、リゴードンの特徴ではないようです。
しかしこれは、速い。
細かい音符で、無窮動的な感じです。歌えない。
弱奏を基調としているので、なにをやってるかよく聞き取れないですが、
ときどき出てくる「すっとんとん」が強烈です。
これが、ジャンプと思われます。
一段落つくと「たーらら、らららら、らららー!」と高らかに歌いあげます。
こうして見ると、
リゴードンは、フレーズの終わりやメロディの終わりでのジャンプが
不可欠であることは間違いないでしょう。
メロディ自体は「細かい音型」や「小ジャンプ」からなっており、
「止める」要素が入っていることが多そうです。
ヘンデル氏とグリーグ氏のリゴードンだけを比べると
このような印象ですが、ほかの作曲家のリゴードンでは、
また話が違ってくるかもしれません。
他に有名なリゴードンとしては、
ラヴェル氏の『クープランの墓』のリゴードンがあります。
これは、グリーグ氏のものとよく似ています。
「すっとんとん」があります。
どちらかが真似したんじゃないかと思うくらいです。
しかし、クラスラー氏のリゴードンでは、ジャンプがありません。
全くの無窮動です。
この曲は、シチリアーノとカップリングした、
ヴァイオリン独奏ピアノ伴奏の曲で、チゴイネルワイゼンやチャルダッシュを
思わせます。
あえていえば、ピアノがジャンプしているのかもしれませんが、どうなんでしょう。
時代の違いということもあるかもしれません。
ヘンデル氏と同時代のパーセル氏のリゴードンを見てみると、
細かい音型がありません。
ジャンプもあるようなないような。
スタッカートが多用されていて、ずっと聴いていると、
だんだんアマリリスではないかと思えてきます。
そういえば、なにかの本で、アマリリスはリゴードンと
書いてあったような気もします。
「たっりっらっりっ、らっりっ、らーっ!」
でジャンプするのでしょうか?
さらに、オルガン曲のリゴードンもあって、
もはや、なにがなんだかわからなくなってきます。
なにか、これらの曲に共通して流れているリズムのようなものが
あるのかもしれませんが、筆者にはわかりません。