全世界を舞台として、モノポリー系ゲームの「桃太郎電鉄ワールド」が11月16日に発売された。通常の歴史では教科書上の存在でしかない世界史の偉人たち39名が、歴史ヒーローとして多く登場している。
全世界が対象の桃鉄は、2010年にDSで出た「桃太郎電鉄WORLD」以来。最新作では「地球の歩き方」編集部の監修を受け、主に非西洋の扱いを強化した。日本版と異なり、一般に馴染みのない地名が大量にみられる他、ナポレオンなどの西洋人だけでなく、南米独立のために活動したシモン・ボリバルやサン・マルティンといった一般にみられない(例えばQさまとかで超難問になりそうな)英雄が登場している。
踊るスーフィーの代表格であるルーミー(バグラム)が味方になり、強力に援護する。イブン・ハルドゥーン(チュニス)とイブン・バットゥータ(カサブランカ)が味方になり、医学者のイブン・シーナーまでタシケントで味方になる(現ウズベキスタンのブハラで生まれたため)。流石にコルドバで活動したイブン・ルシュドまでは出てこないし、バットゥータは旅行させてくれない。
・チリの街プエルトモントは目的地そばの港に直行できるフェルディナント・マゼランが味方になるので、これを機に有名になるのか
・ニューデリーのガンジーは他人の決算収益を0円にする
・米国のヨハネスバーグで味方になるヘレン・ケラーは他人に嫌がらせのカードを使う
・ベルリンのマルクス浪士は相手の最高額の物件を消す
・シェイクスピアは相手に猛烈な嫌がらせを行う
・ガーナのンクルマもまた信長の如く相手の高額物件を攻撃したり、カードを奪って妨害する
(桃太郎電鉄の前作が教育向けと称して提供されているが、簡単には教育向けに化けられるまい)