ラナヴァルナ1世(ラナヴァロナ1世 在位1828~61)は、現在のマダガスカルの首都アンタナナリボに栄えたメリナ人の王である。先王でもある夫ラダマ1世は西洋の協力を得て西のサカラヴァ人、南のアンタンドルイ人を押さえ、マダガスカル全島を統一する王国を築いた。しかし、西洋の植民地化を恐れた家臣は夫の死後(暗殺ともいわれる)、王妃を新たな王とした。ラナヴァルナ1世は彼らの声に応えて西洋人の活動を残虐に抑え込む方策を採り、時代の流れに抗おうとした。死後もこの国には3名もの女王が出たが、時勢には逆らえず1896年フランスの植民地に置かれることとなった。結構歴史評価の分かれる女王のようだ。
文化庁が国際的盗品と認めている物件には他に、2003年にトルコのダイヤ―バーグ・シリアック古代聖母マリア教会から盗難された聖書写本と十字銀細工がある。
![$歴史ニュース総合案内-文化庁より](https://stat.ameba.jp/user_images/20120625/23/acbmekk/67/2e/j/t02200258_0600070312047529160.jpg?caw=800)