まず、アカペラアレンジに必要な基礎知識を身につけることが大切です。アカペラとは、楽器なしで歌のみで構成された音楽スタイルで、一般的に以下のパートで構成されます。
- リード: メインボーカル
- コーラス: ハーモニーを作り出すパート(通常3人)
- ベース: 音楽の基盤を提供する役割
- ボイパ: ドラムのような音を作る役割
コーラスとベースの役割
- ベース: 楽器のベースと同じく、音楽の低音部を担当します。
- コーラス: 各パートの音を混ぜ合わせてハーモニーを形成します。
ハーモニーとは?
ハーモニーは和音とも呼ばれ、複数の音を同時に鳴らして作る音の組み合わせです。例えば、「ド・ミ・ソ」は一つの和音です。一方で「ド・ミ♭・ソ」は別の和音で、雰囲気が異なります。
和音の体感
まず、以下の和音を弾いてみましょう:
- 「ド・ミ・ソ」: 明るい印象
- 「ド・ミ♭・ソ」: 暗い印象
これらの和音にはそれぞれ名前があります。「ド・ミ・ソ」はC(シー)、そして「ド・ミ♭・ソ」はCm(シーマイナー)です。これらの名前を「コード」と呼びます。コードによって音楽の雰囲気が決まります。例えば、Cは明るい雰囲気を、Cmは暗い雰囲気を持ちます。
コードにはたくさんの種類があり、それぞれに特有の雰囲気があります。Cm7やC7などもその一例です。アカペラアレンジを深く理解するためには、コードの知識が欠かせません。まずはこれらを体感しながらコードを学んでいきましょう。
コードについてはアカペラパーフェクトブックシリーズで解説していますので、是非読んでみてください。