高橋竹山 津軽のカマリ高橋竹山先生は 幼少期の病気が原因でほとんどの視力を失う。生きる為に三味線を習い見知らぬ家の前で門付けをしながらの壮絶な人生。それを聴けば津軽の匂い(カマリ)がわき出るようなそんな音を出したいものだ。絶句する様な生きざまでありながら優しく、和やかな口調お姿に仏を感じた。音色は緊張感があって美しく曼陀羅のよう。うめぇもん食ってくよくよすんなょどっちみち死んじまうんだからな祈りの音。今年、振り返ってとても響いた作品でした。