忘れてはならないこと | Healing Artist【NAO-ME】の日々 介護士×ヒーラー×歌い手〜癒しの声とエネルギーで世界を優しく包み込む〜

Healing Artist【NAO-ME】の日々 介護士×ヒーラー×歌い手〜癒しの声とエネルギーで世界を優しく包み込む〜

『癒しの声とエネルギーで世界を優しく包み込む』【Healing artist NAO-ME】として活動し、多くの方に癒しを届けています。

八千代市で介護士&レイキ療法士をしている

NAOですおねがい


前回の投稿からだいぶあいてしまいましたが

今回、私の中で忘れてはならないこととして

書き留めておきたい出来事があったので

投稿することにしましたウインク




Sさん(40代男性)は自衛隊にお勤めでした。

真面目で几帳面で優秀。Sさんにかぎらず、そういった性格の方は、それ故に問題を抱え込み、ストレスが溜まりがちになってしまいます。

上手く発散できればいいのですが、ご本人の感覚以上にストレスが体にかかる場合が多いようです。


それに加えてSさんは不眠症でもお悩みだったそうで、いつからか塞ぎ込むことが多くなり、ついにうつ病と診断されましたショボーン


処方される薬は抗精神病薬や抗うつ薬となりますが、精神科医はそれらがパーキンソン病の症状を引き起こす可能性があることは分かっていますので、副作用が出れば中止します。


ところが、詳細はわかりませんが、Sさんは薬剤性パーキンソン症候群を発症してしまったのです。

原因と思われる薬剤は中止したようですが、次の症状が出てしまいました。


・じっとしているときに手足が震える(振戦)

・筋肉が硬くなって、体をスムーズに動かしにくくなる

・動きが遅くなり、細かい動作がしにくくなる

・歩くときに足が出にくくなる

・体のバランスが取りづらくなり、転びやすくなるなど


週3日、入浴・食事・服薬(←もちろん、また別のお薬ですがまだ薬を飲んでる!)の介助に訪問していましたが、訪問するたびに「申し訳ない」「疲れないですか?」「(Sさん自身は)重くないですか?」など、ご自身より私を気遣って下さる言動が多く「早く良くなって誰にも迷惑をかけずに生活したい」と、とにかく『人に迷惑をかけたくない』という気持ちを強くお持ちでした。


ある日のサービス中、何気ない会話をしている時にSさんの口から「レイキ」という言葉が出ました。

「横浜に住む友人がレイキヒーリングをしてもらって、とても良かったと勧められたが、実際にやってくれる人が身近にいない」とのこと。


私が靈氣療法士であることを伝えると、ぜひ、やって欲しいとのことでしたので、介助の合間に(←本当はサービス以外のことはしてはいけません!口笛)靈氣を流していました。


時間にしてほんの数分〜10数分程度でしたが、靈氣をした日はよく眠れる、手足の震えが止まる、自力で立ち上がり、移動できた等の効果があったと仰ってくださいましたおねがい


そこで私は、介護の合間に数分とかではなく、1回60分なり120分なりを、2週間に1回、1ヶ月に1回でも、きちんと施術を受けた方が良いとお話して、Sさんは合意してくださいました。


ところが、Sさんのお母様が頑なに反対されたのです。

お母様は『西洋医学』や『お医者様』・『先生』に対する信頼が絶対の世代の方ですから、主治医から紹介された大きな病院で新薬を試すのだというのです


何度か説得を試みましたがお母様のお気持ちは変わらず、Sさんはヘルパーの入らない日はお母様に面倒を見てもらい、迷惑をかけているとの負い目からお母様の意見を尊重し、入院されました


もし、あの後も靈氣を続けていたらどのくらい回復していたのかと思うと残念でなりません。


そしてお母様を説得しきれなかった自分にも不甲斐なさを感じていました。


現在もSさんは入院中ですが、退院して、もしまたご縁が繋がったその時には、必ずやお母様を説得して施術させていただこうと思ったので、ここに忘れてはならないこととして書き留めておきます照れ