昔から唾液の効用は身体にとって重宝されてきました。
唾液を口に満たし、三度飲み込めば長生きできるとか、五臓を潤し、脳を補うことができるとか、唾液の効果をうたった語句が文献の随所に見られます。
現代では、唾液に澱粉分解酵素アミラーゼをはじめ各種の消化酵素が含まれ、食物の消化吸収に大きな役割を果たしています。
また、消炎酵素リゾチームや細菌の発育を阻むペルオキシターゼも含まれている為、人体の健康維持に大きく貢献しています。
さらに、最近では唾液に発がん性を抑える成分が含まれていることもわかってきたり、パロチンという若返りのホルモンが多量に含まれていることも発見されています。
この様に、非常に大切な唾液ですが、年齢と共に分泌量は不足しますし、リラックス出来ずに緊張していると分泌量は減ります。
その為、リラックスして唾液を増やすと身体は喜びます。
では日常的に唾液を増やすコツをご説明します。
1.舌先を上の歯の裏側につけます。
2.顎の力を抜き、下の奥歯と上の奥歯を完全に噛み合わさずに間隔を少しあけます。
3.耳に意識を集中して耳を澄まします。
以上の事を意識していただくと、リラックス出来て、唾液が口中に湧いてきます。
唾液はただで得られる最高の滋養水です。
たくさん飲むことをお勧めいたします。
明日もリラックスして活きましょう。
いつもありがとうございます。
アカデミア 椛沢裕一
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