安城の病院での治療が始まり、まだ先が見えない状況でした。
仲良くなった人たちも移植目的の入院の方がたくさんいました。
予定の決まっていく方が増えるにつれ不安が増してきました。
以前一緒に入院していた坂部君はドナーが決まり、型もこれ以上なく一致しているらしい。
ドナー登録数がかなり少ない自分にとっては、不安で、また、うらやましくもありました。
でも、お互いに、移植はこわいなぁ、どうなるかわからんしっていつも話していました。
しばらくして、主治医から、コーディネートに関して、報告が。
かなり型が合っている人が二人見つかったらしく、一人は、型はかなり合っているが、貧血の傾向があ
り、規定量とれるか心配であるとのこと、もう一人は体格が大きいが、最終同意が得られるかのこと。
結局、前者の方がドナーとなってくれたのですが、やはり、規定量とれるかどうかの不安が最後まで
残りました。
でも、移植前の説明では、型はこの上なく一致しており、8座フルマッチと言われ、正嫡不全の確率は
1%以下ともいわれました。
相当、型は合っていました。
こうして、移植への準備が始まっていきました。
続く。。。