かなり期待していたエンブレムはスタートで後手を踏んで後方からも、二の脚が速く1角ではハナを主張した⑥ジュンヨウ(石堂)に並びかける。そのまますんなり行くかと思いきや、3角入り口では⑨インノータイム(新庄)にかわされ3番手に後退。直線後半で⑨インノータイムを差し返すも外から差してきた⑧スマートキャノンには届かずの2着。これが経験の差なのかもしれないが、ゲート入りもスムーズにいかず目隠しを着けられ漸くのゲート入り。松本も折角なのだから控える競馬をさせてみてもと思ったが、ここで控えて掲示板カスカスだったら、これもまた問題だったろう。

 

ペースは速めで逃げたジュンヨウは直線に入り失速。一度は先頭にたったものの3角手前からの仕掛けが裏目に出たと思われる⑨インノータイムが3着。中団で息をひそめていた⑧スマートキャノンが展開の助けもあったと思うが直線良く伸びて1着。

 

2着に甘んじたものの⑦エンブレムも内容的には悪くない。が、一番目を引いたのは新庄騎手の⑨インノータイムだった。3着だったとはいえ前々でレースを進め3角手前から仕掛けてのもだ。仕掛けどころ一つで2.3着は変わっていたかもしれない。

 

それにしても新庄騎手は新人らしからぬ騎乗してくれる。直線では風の抵抗を最低限にするべく前も見えていないだろうというくらい、頭を下げて追いまくっていた。

 

暑くなるこれからの時期に後楽園まで紙馬券を買いに行きたくはないが、新庄海誠の名前の入った馬券は記念に持っておきたいものである。

 

後楽園で園田の馬券が買えるのかは不明だが...。