トウカイポイントとの出会いは2000年4月に行われた湾岸ステークス(12頭立10人気)

この頃のトウカイポイントは逃げ馬だったが、2500mを逃げ切れるかどうかではなく、何となく気になって仕方なかった。

馬柱を眺めていて、吸い寄せられると言うか、トウカイポイントの馬名だけが浮き上がって来るというか、何とも不思議な感覚である。

レース結果は2番手追走から抜け出しての1着 単配当は2,770円

その後、翌年の湾岸ステークスまで9戦走るも勝ち鞍はなし。

ここで休養を挟み、騙馬となってターフに帰ってきたトウカイポイントは手綱を岡部幸雄に託し、HTV杯を快勝。

続くオクトーバーSも田中勝で連勝するが、どちらも差し切りである。

休養明け3走目で主戦JKの小林淳一に戻り、カブトヤマ記念をやはり差して2着だった。

騙馬にして、名手岡部の力を借り生まれ変わったトウカイポイント。

その後も人気になれば、穴馬を引き連れ穴馬券。人気薄であっと言わせる。本当に不思議な馬であった。

そんなトウカイポイントがVラインを刻んだのが、2002年の札幌記念。

次走の富士ステークスは5着に終ったが、続くマイルCSでは11人気で1着。

2着は3番人気のエイシンプレストンだったが、3着に15番人気のリキアイタイカンを連れてきて3連複は379,390円。馬連でも15,530円だった。

その後、香港マイル(G1)を3着し、帰国後初戦で故障発生。

予後不良だったと記憶している。