第三章:八つの首との対峙
出雲の中心、神殿の前にヤマタ王が現れる。彼の背後には、八つの軍の残党が集結していた。
「須佐之男命よ。神話に逃げるな。ここで終わらせよう。」
ヤマタ王の体が変化する。八つの首が現れ、それぞれが異なる武器を持つ。
- 一の首:炎の剣
- 二の首:氷の槍
- 三の首:雷の鞭
- 四の首:毒の牙
- 五の首:幻の目
- 六の首:風の刃
- 七の首:闇の鎖
- 八の首:言霊の口
須佐之男命は剣を構え、静かに言った。
「神話は、記憶ではない。これは、裁きだ。」
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第四章:神話の剣
戦いは一昼夜続いた。須佐之男命は一つずつ首を斬り落とす。
- 炎には水の祈り
- 氷には太陽の祝詞
- 雷には静寂の結界
- 毒には命の言霊
- 幻には真実の鏡
- 風には地の重み
- 闇には光の剣
- 言霊には沈黙の誓い
最後の首を斬ったとき、ヤマタ王は人の姿に戻り、静かに倒れた。
「我が名を……記すな……」
須佐之男命は剣を地に突き立てた。
「記されるのは、神々の怒りだ。」
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終章:神話の始まり
戦いの後、出雲は静寂に包まれた。民は神殿に集まり、須佐之男命に跪いた。
クシナダヒメは、神門川のほとりで祈りを捧げる。
「この地に、神話が生まれた。」
須佐之男命は、剣を封じ、神殿の奥へと姿を消す。
その後、「八岐大蛇退治」の神話が編まれ、ヤマタ王の名は歴史から消された。