デング熱  dengue | 日本史の謎の空白を解明する、

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デング熱  dengue

全身のリンパ節腫張を伴う感染症
蚊に刺されることでうつるウイルス性疾患。
東南アジアを中心に2000万人の感染者がいる。
ネッタイシマカによって媒介される。
この蚊によって運ばれるウイルスには
「デング熱」
「黄熱」
「チクングニア熱」
がある。
デング熱は高熱と激しい頭痛・関節痛が特徴で、腸から出血するデング出血熱を併発して死に至る
2008年には、日本人の感染例が100人を超えた

デング熱の症状

感染後5~6日の潜伏期間を経て、40℃近い高熱が1週間ぐらい続く。
まれに皮下や歯肉などから出血する重症疾患のデング出血熱になる。
治療が遅れると40~50%が死亡する。
発熱・・・(二峰性)
頭痛、
激烈な腰痛・筋肉痛、関節痛
発疹
2回目の発熱と同時に顔面・手足から始まって全身に拡大する
掻痒感痒感強い
リンパ節腫痛:
後頭部と肘部リンパ節の腫脹(無痛性)
白血球・・・・減少
リンパ球・・・減少

本当に骨が折れたかと思われるように痛む病気

一部の学者によると、『デング』はスワヒリ語のことばがスペイン語に入ったもので、もともと人が霊魂に取り付かれたように見えるケイレンを表すのに使われたのだろうという。又、一説によると『デング』はやはりスペイン語であるが、「気取り」という意味で、この病気にかかって治療を受けていない患者が、すさまじい関節痛を和らげるために、小股に歩く様子を意地悪く表現した言葉だという。同じようにイギリス人はこれを「ダンディ熱」と名付けた。この病気が1780年にフィラデルフィアで発生したとき、当代随一のアメリカの医師(独立宣言にも署名している)ベンジャミン・ラッシュ博士は、これを「骨折熱」と命名した。 なにしろ、本当に骨が折れたかと思われるように痛む病気だったのである。今日ではアメリカでデング熱が発生するのは、カリブ海の島々や中央・南アメリカ、アフリカ、或いは東南アジアなどのそれが風土病となっている地域から、旅行者が持ち帰った場合に限られている。こうした地域では、何十億もの人々が危険にさらされており、デング熱は昆虫媒介性の疾患としてはマラリアに次いで2番目に多い。
国内で感染?

2014年1/10、厚生労働省は日本を旅行しドイツへ帰国したドイツ人女性(51歳)が、デング熱に感染していたと発表。日本国内で感染した疑いがあるという。 東京代々木公園で蚊に刺されて感染した女性が数名。2014年10/7、西宮の女子学生がデング熱を発症。
国立感染症研究所のウイルス解析で、主な感染源である代々木公園周辺で感染した患者のウイルスと遺伝子配列が一致した。 女子学生は9/22以降、市外に出ていない。
デングウイルスには4つのタイプ

デングウイルスには4つのタイプがあり、いずれも蚊が媒介する。

感染すると発熱(急激な発熱)や頭痛、関節痛などのデング熱を発症する。

通常は1週間もあれば回復するが、発症後に別のタイプのウイルスに感染すると、より重症の「デング出血熱」を発症する。

デンング熱ウイルスの立体構造

米パデュー大学などのグループは、発熱や頭痛・関節痛を引き起こすデンング熱ウイルスの立体構造を解析した。この構造を手がかりに、感染の仕組みなどがつかめるとしている。

電子顕微鏡を使って観察したところ、60個の部分構造からなる20面体のタンパク質で覆われていることが分かった。デング熱ウイルスは西ナイルウイルスや黄熱病ウイルスの仲間で、これらの中で構造が解明できたのは初めて。デング熱は世界で毎年5000万人が感染し24000人が亡くなっているという

アルボウイルス

デング熱の原因はアルボウイルスだが、主にネッタイシマカ(黄熱やウイルス性脳炎を媒介することもある)に刺されると感染する。

この蚊は溜まり水の入った容器の中で好んで繁殖する、ごく普通の夏の害虫の一種である。この病気と蚊は、おそらく奴隷貿易やほかの商業活動とともにアフリカから渡ってきたと考えられる。テキサスとフロリダにしっかり定着しているが、概してアメリカ産のネッタイシマカは危険ではない。なぜなら、デングウイルスが勢力を広げるのに必要な、人口の密集した開拓地がここにはもはや無いからである。

1922年には患者が100万人以上にのぼる流行が起こったが、デング熱の地方性の流行としては1986年にテキサス南部で起こったのが最期である。アメリカでは毎年確認される症例は10件あまりにすぎない。誰かが、海外でウイルスに感染して帰国したときに、ネッタイシマカがその感染者を刺して体内でウイルスを増やし、それから別の人を刺せば地域的発生はいつでも起こりうる。だが、だいたいにおいて現在デング熱が見られるのは、政府が蚊の駆除にまわす資金の余裕が無いか、全く関心が無いところに限られている。1994年には、ハイチから帰還した何千人ものアメリカ兵の間で散発的にデング熱が起こっており、大勢の人にウイルスが広がるのではないかと懸念されている。

デング熱を起こすアルボウイルスには4つの型があり、そのうちの2つ以上に同時に感染すると、それこそ『激症のデング熱』になる。1981年に、ハバナはデング出血熱の流行に見舞われ、人口200万人のうち344000人が罹患して158人が死亡した。82年には、ニューデリーの560万人の人口の20%以上がこの病気に罹った。90年にはベネズエラで3100人の患者が発生し、73人が死亡した。おそらく、4つの型のウイルスはかって地理的に離れた地域にとじこもっていたのだが、感染した人々が世界を旅行するので混じり合ったのであろう。

デング熱の診断

血清反応・・・1時間で判定

「長崎大学熱帯医学研究所の森田公一教授らと栄研化学は共同で、デング熱の診断技術を開発した。病原体のデングウイルスには4つの型があり、RNA(リボ核酸)が異なる。実際にデングウイルスを使って開発した技術をテストしたところ、4種類とも検出できた。新手法は高価な専用装置が不要なので途上国でも利用可能

10分で判別

2011年、デング熱のウイルスの種類を10分で調べられる検査器具を開発。

デング熱は、初めての感染では40℃前後の発熱や関節痛などが1週間ほど続くだけで死亡するケースはまれだが、ウイルスは4種類(1~4型)あり、既往者が別の種類のウイルスに再感染すると鼻や消化器系からの出血で深刻な症状に陥りやすくなる

デング熱の治療

有効な坑ウイルス薬はない。

解熱薬などの対症療法

ワクチン

・神戸大学がワクチンの開発中。1回の接種で、4タイプのウイルスに有効。

・仏サノフィー・パスツールが臨床試験中のワクチンはは3回の接種が必要

デング出血熱

デング熱は突発的な40℃の発熱と吐き気・嘔吐・激しい頭痛

を伴い、熱の中休みの24時間後に現れる発疹、そして回復期の長さなどで知られているが、致命的ではない。

ほとんどの症例は軽く、治療法は輸液と安静である。

ただし、この病気にはきわめて重症になる『デング出血熱』と呼ばれるタイプがあって、1950年代半ばにタイとフィリピンではじめて報告されて以来、発生件数が増えている。それは1958年から63年にかけてバンコクで10036人を襲い、694人を死亡させた。
重症度を判別。
2013年、東北大学の服部俊夫教授らのチームは、世界で毎年1億人が感染するデング熱の病態を見分ける方法を発見した。免疫に関係する「ガレクチン9」というタンパク質などの量によって症状の深刻さが違っていた。デング熱(デングウイルス感染症)は熱帯や亜熱帯地域でヤブ蚊が媒介するウイルス感染症で、発熱や頭痛、皮膚発疹などにハシカに似た症状が出る。患者によっては致死率の高いデング出血熱になることがある。

ネッタイシマカ・・・遺伝子組み換え蚊で撲滅

2011年7月、ブラジル北東部のジャゼイロで不妊の蚊を放つ実験が始まった。

英国のバイオベンチャーが遺伝子組み換えで不妊にしたネッタイシマカ(OX513A)だった。

ネッタイシマカにタンパク質「tTAV」を作る遺伝子を導入した。このタンパク質が体内で増え続けると蚊は死んでしまう。でも、エサに、抗生物質「テトラサイクリン」を混ぜておけばtTAVが過剰生産されないため、組み換え蚊は成長し繁殖もできる。しかし、テトラサイクリンをエサから抜くと、ほどなく死んでしまう。

野外に大量に放出したオスの組み換え蚊は、ネッタイシマカのメスを野生のオスと奪い合う。これで野生のオスが子孫を残す確率が下がる。

世界で毎年5000万人が感染するデング熱の対策になる可能性がある。

ネッタイシマカの産卵を促す物質

米ノースカロライナ州立大学のグループは、デング熱を媒介するネッタイシマカの産卵を促す物質を特定した。成果は2008年7/8、米アカデミー紀要電子版に発表。

研究グループはメスの産卵行動に注目。水を濾過すると産卵しなかったメスが、木の葉が沈みバクテリアが発生した水には好んで産卵した。バクテリアはボウフラのエサになる。メスのネッタイシマカは、バクテリアが出す脂肪酸と脂肪酸が結びついた化合物を感知していた。

遺伝子操作で蚊を退治

2014年、デング熱を封じ込めるtめに、自然界では子孫を残せないように遺伝子操作した蚊を放ち、蚊を激減させる。

標的はデング熱を媒介するネッタイシマカ。ブラジルでの実験では蚊が96%減少。

蚊は抗生物質テトラサイクリンを与えないとボウフラから成虫になるまでに死ぬように遺伝子を操作されている。

ヒトスジシマカ

別のシマカ属の蚊・・・ヒトスジシマカといい「アジアのトラ」と呼ばれる・・・・もデングウイルスを運ぶことが出来る。この蚊は1985年に日本の中古タイヤ・・・お気に入りの繁殖場所・・・の船荷にただ乗りして、テキサス州ヒューストンに到着し、いまでは少なくとも17の州に定着している。この攻撃的なトラは、いまのところアメリカではデングウイルスを運んでいる様子はないが、もう一つの危険なアルボウイルス、東部ウマ脳脊髄炎ウイルスがフロリダのタイヤ投棄周辺のヒトスジシマカから発見されている。
東南アジアなどで流行しているデング熱を媒介するヒトスジシマカの国内生息地が北海道まで及ぶ予測を、国立感染症研究所のグループが2007年9/15、まとめた。

ヒトスジシマカはヤブ蚊の一種で、、年間の平均気温が11℃異常の地域に定着する。1950年代には栃木県が国内での北限だったが、現在は秋田県まで拡大している。

ヒトスジシマカは年平均気温が11℃を超えると世代交代を繰り返して定着することが多い。と国立感染症研究所昆虫医科学部の小林睦生部長。

chikungunya

チクングニヤ

1953年、タンガニーカで流行したウイルス性熱病。

チクングニアウイルスの感染で発症する。

デング熱に似ているが頭痛を伴わない。

「チクングニアとは、タンザニアのマコンデ高原の人々の言葉で「反り返るもの」という意味。デング熱や黄熱と同様に、ネッタイシマカによって運ばれる。オニョンヨンウイルスとともにアルボウイルスに属し、治療法はない



ヒトスジシマカがウイルスを媒介する。重症化すると死に至る



2008年、シンガポール・マレーシア・インドネシア・インドなどで流行

オニョンニョン熱

オニョンヨンウイルス(o'nyong-nyong viruses)の感染症で、デング熱に似た病気を引き起こす。
オニョンニョンとは、ウガンダのアンコーレ族の方言で「関節の衰え」という意味があり、1959年にウガンダに初めて現れ、数百万人の人々がリンパ節の腫脹と激しい関節痛を伴う高熱に苦しんだ。このウイルスはマラリアを媒介することで有名なハマダラカによって媒介される
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