共依存の過保護 過干渉 

機能不全家族の親子関係に は自他の境界がありません
親は子どもの身の回りの世話を焼くどころか
 子どもを自分の所有物として扱います
子どもの人生を奪い取ります

無償の愛ではなく条件付きの愛で育てます
「子どもがどんなにダメでも、親は子どもを無条件に愛する」のではなく
「勉強ができないからダメ 言うことを聞かない子は嫌い」と 
あらゆる手を使って子どもを支配 コントロールします

あなたの人生はあなたのもの と言っても、その感覚が理解できません
自我の確立 自立 自律ということができていません
親は子どもに教えていないのです  
自らも 自分の親から教えてもらっていないのです

家族の輪廻 家族内連鎖です


ACの一番の特徴は「実年齢よりも若く見られる」こと
歳の割に若い 子供っぽい 幼い言動を見せるようです
これ自体は悪いことではありません 誰しも若く見られるのはちょっと嬉しい

ACの幼さ 幼児性はあんまり可愛くありません 
認知(ものの受け止め方 感じ方)が子供のままです
無理もありません 幼児期のトラウマが未だに本人を苦しめているのですから

幼児期のトラウマ それは家族から始まります
幼児期の子どもにとって その世界のすべては両親と生活のスペースですが
本来なら安全であるはずの家族は機能不全です 

親からの暴力…肉体的な あるいは言葉での暴力 虐待 いじめ 
子どもに向けられる直接的なものだけでなく
父母の夫婦関係の不全 夫婦喧嘩 
DV アルコールやギャンブルなどいろいろな依存

子どもは夫婦の関係を見て育ちます
いつ起こるか分からない暴力 罵声
小さな子どもにとっては恐怖と不安に満ちた場所でしかありません
その世界での出来事が 子どもの安心や安らぎ を奪うものであれば
その子の心は不安定になります 
もっと酷いと心(インナーチャイルド※1)の成長が止まるのです


※1:インナーチャイルド:内なる子ども という概念を使って説明しています もう一人の自分  自我 と言い換えてもいいでしょう
強いトラウマによってこのインナーチャイルドの成長が止まっているのがACアダルトチルドレンです

思わずTwitterでこう呟いてしまいました

@iPure08: ボーダーっぽい嗜癖の人は、言葉をコミュニケーションのためにではなく、攻撃のために、自分を守るために使う。彼らにとって言葉は武器。相手を矢のように刺す。これもまた親からもらったもの。コミュニケーション不全の家族に生まれて育った悲劇。


知り合いのメールを読んでいるうちに 過去の体験 やり取りを思い出したのです
ボーダー嗜癖(※1)の人の場合は 言葉をコミュニケーションの道具としてではなく 武器として使います
言葉でのコミュニケーションを学ぶことなく大人になったためです
そんなことがある訳がない と思うでしょうが これが機能不全家族に育った証

機能不全家族の特徴は
言語コミュニケーションの希薄な その代わり非言語コミュニケーションの多いこと
表情や仕草 目つき ため息を言葉以外のメッセージを強烈に出します

健全な家族なら感情を普通のテンションで言葉にして 相手に伝えますが
彼らにはそれができません ただ感情的になることは得意です すぐにキレる
怒り 暴力 無言 そして言葉の暴力を駆使する

この家族の子どももまた そんな親の言葉のやり取りを見て 聞いて 学びます


※1 ボーダー嗜癖:ボーダー=境界性パーソナリティー障害とその周辺も含めて  嗜癖:医学領域では「症状」となりますが コ・メディカル領域では「嗜癖」という言い方になります ボーダーっぽい という意味で使っています

共依存
これは少し知られている言葉でしょうか
依存する側とそれを助長する側「共依存」

アルコール依存の家族の場合でみると
アルコールに依存する人ーーこちらは依存者
それを助長する人ーーこちらが共依存者 となりますが 
共依存という場合は この双方の人間関係を言うことが多いようです

最近よく話題になる母子カプセル 一卵性母娘の場合は
母と娘の相互が依存し共依存する構図です
夫婦や親子の間だけで見られる共依存ですが
稀に距離の近い他人どうしの間にも見られます


※ACアダルトチルドレン や共依存というという言葉は 精神科医が診断名として使う医学用語ではなく
コ・メディカル=医師以外の医療・介護・ケースワーカー・カウンセラーなどの分野から生まれた言葉です。

同じタイトルでmixiなどでブログにしていますが
ここでは初歩的なことに触れます

タイトルのACとは アダルトチルドレンのこと
アダルトチルドレンって 未だにあまり馴染みのない言葉かもしれませんね

これは「機能不全の家族に育って大人になった子ども」と訳されています
元々は「アルコール依存性の家族に育って大人になった子ども」だったのですが
現在ではDVやネグレクト(育児放棄) 薬物依存 ギャンブル依存の家族に育って大人になった子どもなども含まれます

つまり幼児期に家族のメンバーの人間関係の不全が元で
心に深い傷を負ったまま 癒されずに大人になった人のことです

この家族に生まれてよかった 
自分はここに生まれたことを歓迎されている 
この世に生まれて幸せだ
自己肯定感 自己愛 自尊心 自分にOKと言える自分
などの感覚がとても低いのです