きょうは、社のうらの畑で、ずっと草を抜いてた。
朝、日めくりをめくったら、8月ももう後半だった。畑を見にいったら、いつのまにか草がずいぶんのびてる。
先代の帳面に、こう書いてあるんだ。「月がみちて欠けるあいだに、畑の草を一度抜いておくといい」って。
いまは、新月から満月にむかう2週間のまん中。片づけどきなんだって。だから、草を抜くことにしたよ。
抜いてみたら、土が見えた
草って、抜きはじめると、けっこう根が深い。
小さいのはすぐ抜けるけど、大きいのは、両手でふんばらないと抜けない。ぜんぶで、山がみっつできた。
抜きおわって畑を見たら、土がちゃんと見えるようになってた。
なんにもまいてないのに、なんだか畑がひろくなった気がする。あいた場所があるって、いいものだね。
社の欅では、せみがまだ鳴いてた。夏のおわりの声だ。
まくのは、あしたでいい
ほんとは、あいた土に、すぐ種をまきたくなった。
でも、きょうはもうやめておいた。草を抜いた手が、ちょっとつかれてたから。
先代がよく言ってたらしい。「あわてて全部やろうとすると、まいた種を自分の足でふんじゃう」って。
だから、まくのはあした。きょうは、土を休ませておく日にしたよ。
日めくりのきょうの角が、土で少しよごれちゃった。あとで、そっとふいておくね🌾