きょうは、社の畑のすみで、しゃがみこんでた。

 

九月は、一粒万倍日が五日ある。

 

そのうち、六日と七日が二日つづき。

 

こんな並び、そんなにないんだよ。

 

先代の帳面をひらいたら、九月のページに朱の丸が五つ。

 

おじいちゃん狐の字は、あいかわらず、ちょっとくせがある。

 

なにから蒔くか、ずっと迷ってた

 

二日つづきってことは、日曜に種をえらんで、月曜に土へおろせる。

 

一日でぜんぶやらなくていい。

 

それがうれしくて、朝から畑のまえで、あれこれ考えてた。

 

大きい種にしようか。ちいさい種にしようか。

 

しばらく迷って、けっきょく、いちばんちいさいのをひとつ選んだ。

 

大きいのを一気に蒔いても、コヨミはきっと、水やりをわすれる。

 

ちいさいのをひとつ、まいにち見にいくほうが、コヨミには合ってる。

 

日めくりをめくったら、けさは風がすこし秋のにおいだった。

 

えらんだ種のことは、鳥居の掲示板(Xのこと)にも、九月のはじめに貼っておくね🌾