私は警察を嫌いになった。

あれだけ楽しみにしていた警察24時も、もう見たくないくらい。

 

男の家を出て1時間後、地元の警察署についた。

どこに行けばいいかわからなかったから

とりあえず明りのついている交通課とかいてあるところにいった。

おばさんが出てきて、殴られたことを話した。

そして警察官がでてきた。

これまでのことを色々話した。

「うーん、ちょっと待ってね」と裏にいった。

「おかしいでしょ!」と声が聞こえてきた。

そして警察官が2人ふえて、3人になった。

一応男が謝った話をしたら、「和解してる」とみなされた。

怖いから、「いいよ」としか言えなかった。

「仮に私が今ここであなたを血が出るくらい骨折するくらいボコボコに殴ったとして

謝ったらあなたは いいよ っていうの?

「たぶん言うと思います」

「なんで?」

「許さないとか言ったら更にやられそうだからです」

「じゃあ逃げればいいじゃない?」

と、警察はイライラしていた。

怪我を見せても、

「パッと見、わからないけどねえ」

と言われた。

 

「逃げるチャンスあったよね?」

「逃げないのはおかしいよね」

「昼間に殴られてさっき別れたんでしょ?逃げれたよね?」

「被害届だすの?こっちは仕事だからいいけど、裁判官がなんて言うかね~。あなたが裁判官だったら、あなたの状況をみてどう思う?逃げることもできたし、一度和解もしてるし、その後も温泉とか行ってるし。ねぇ」

「出すの?」

「・・・はい」

そしたら、二人が耳打ちとかしてて、

あ、もう私味方いないや。と思った。

だから、「親にも迷惑かかるし、しられたくないし、やっぱりいいです」と断った。

「え?被害届だすんじゃないの?いいの?出すんじゃないの?殴られたんでしょ?」

とイラついた口調で煽るように言われた。

親にも迷惑かかるし、仕事も休めないので、やっぱりいいです。

と断った。

やっぱり私が悪いのか。

私がもっと華奢で美人だったら対応違ったんだろうな。

私が男みたいだしデカいし強そうだし丈夫そうだから対抗できるはずと思われたんだろうな。

私のこの見た目がいけなかったんだ。

やっぱり見た目なんだ。怪我も骨折とかしてるわけじゃないし。

それに、この人たちも仕事増えるわけだし、面倒くさいよな。

私だから、こうなったんだな。

だれも味方してくれないんだ。

男が言うように、私ひとりなんだ。

何してももう無駄だな。

と思った。

 

「お前が犯人だ!逮捕!ってなると思ってたでしょ?ドラマとか見てるとそうだけど、実際は時間もかかるし現場検証とかしなきゃいけないからね」

と言われた。

もうすでにどうでもよくなってたから、適当に話した。

そして、来たけど被害届は出しませんでしたよ~、ってやつを書かされて終わった。

 

 

家に帰って悲しくなって泣いた。

自分の見た目にも絶望して泣いた。

元をただせば、原因は私にあったんだから

私が悪いんだ、と

自分が憎くてたまらなかった。