負動産にしない為に | セミリタイア(時々お仕事)晴耕雨読の毎日です。

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セミリタイアし毎日が日曜日、ゆったりした生活を過ごしてます、私の経験からのお話、お役にたてれば幸い。時々、今の社会にひと言。

今年、4月1日から相続登記が義務化されました(相続人はその所有権を知った日から3年以内に相続登記申請をしなければならない、放置していると罰則も規定されている)

自治体としては
古い建物の所有者が不明であったり、その建物の権利関係が複雑で、処分が困難なケースが近年多い事への対策である

私の友人も
建物は古いが
100坪程の土地に立派な家が空家の状態で所有されており
私は、友人に2年程前
「人に貸すなり有効利用しないと勿体ない」と話た事があった

その家は
友人の父と、その祖母がそれぞれ半分づつ所有権があり、現在は住む人も無く空家として放置されている

しかし、いよいよ、その家の所有者を明確に登記する必要があるのだが
事はそう簡単では無いのである

友人の父は既に他界
彼の兄弟は姉のみではあるが

その建物の半分の所有者である祖母には、友人の父を長男として6人兄弟で、また、その兄弟も
彼の父と同じく高齢であり、既に他界している可能性が大きい
すると、その子供達(友人のいとこ)が法定相続人である

代が替わる毎に、ねずみ算式にふえる権利者、その所有権を整理し確定させる必要がある、事は容易ではない。

司法書士に依頼する事となるだろうが、おそらく100万仕事である

不動産を負動産にしない為には
どこかの代で費用をかけて整理しなければならないのである。