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このはなさくやです。



きのう月曜日は
週に一度の定休日。



久々にお気に入りの神社に
出かけてきました。



大田区の穴守稲荷神社です。

 




羽田空港から京急線で2駅なので、
義理の家族が日本に来たときに
羽田空港に迎えに行った帰りに
連れて行ったりします。



日本情緒豊かなので、
すっごく喜ばれます。



さて。

穴守稲荷神社に伝わる伝説
とっても素敵なのがあるので、
ご紹介しますね。



ちょっとだけ、
『ごんぎつね』に似ています。


・・・


昔、羽田浦の
要島(かなめじま)というところに
正直者の老夫婦が住んでいました。



おじいさんが魚を獲って、
おばあさんが店でその魚を売って、
生計を立てていました。



ある日、おじいさんが漁から戻って
魚篭(びく)の中をのぞいたら、
釣ったはずの魚が無くなっていて
濡れた砂だけが入っていました。



次の日も、またその次の日も、
大漁なのに魚は無く、
濡れた砂だけが入っていました。


おかしいなと思ったおじいさんは
このことを村人たちに話しました。



みんなはこれを
キツネの仕業に違いないと思い、
穴守稲荷のお社を囲んで
かがり火を焚いて大きな音を鳴らし、
キツネの追い出しにかかりました。



とらえられたのは、
小さな子ギツネ。



 

 

恐怖でブルブル震えていました。



まんまるな目から
涙をポロポロこぼしながら、
子ギツネはおじいさんを
見つめていました。



「この子ギツネにも、
きっと親がいるんじゃろうな...」






殺してしまえという村人に、
おじいさんは懇願しました。



「苦労してせっかく獲った魚を
まるごと砂に変えられたのは
さすがに悔しかった。
とはいえ、獣と言えど尊い命。
ワシに免じてどうか殺すのだけは...」

「じいさんがそう言うなら...」



ということで、村人たちは、
子ギツネを放してやりました。



子ギツネはおじいさんのまわりを
くるくると3回走り廻って、
「キューン!」と哭きました。



そして、
何度も何度も振り返りながら、
森の中に消えていきました。



このことがあってから、
おじいさんは漁に出るたびに
大漁となりました。



そして魚篭には
たくさんの魚といっしょに
濡れた砂が少し入っているのでした。



まるであの子ギツネが、
「おじいさん、ボクだよ!」
と言っているかのようでした。



そしておばあさんが、
この砂を庭に撒いたところ、
たちまち千客万来に。



正直者のこの老夫婦は
幸せなお金持ちになりました。



そしてこの砂は
「招福の砂」と呼ばれ、
今も穴守稲荷で無償でいただけます。


 




なんとも胸がキュンとなるお話です。



ウチの夫もこのお話が大好きです。



このお話で素敵だなと思ったのは、

「せっかく苦労して獲った魚を
全部砂に変えられてしまった」


という「過去のストーリー」よりも、

「でもやっぱり、
この小さな命を助けてあげたい」


という「いまの気持ち」
大切にしたことです。



アタマの中の
「過去のストーリー」より、
「いまここ」をえらぶ。

ハートにしたがう。



あなたはどう思いますか?


 

 

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