ご相談者さんは、
「人のいいところを見てあげなきゃ教」の信者さんのようなのですが、
この宗教の熱烈信者になってしまう人の場合、
無意識下に自信の欠如を隠している場合があります。

「えええ?自分に自信がある人が人のいいところを見てあげられるんじゃないの?」
という反応が返ってきそうですが、
自分に本当に自信がある人の場合、
いいところも悪いところも同時に見えるんです。

彼らの中には、いいところ悪いところという格付けがないんですね。

さらに言うなら、いいところでも悪いところでもなく、
ありのままに全体が見える。

ちなみに、ムリヤリ相手のいいところを見なきゃと努力している場合、
「実はわたしはこの人のこういうところがキライなんだ。」
と無意識に感じているところを押し殺しながら相手をほめようとしていますから、
相手もそれを敏感に察知するんですね。

こういう場合、それをやられた相手は、
いいところを見てもらえたとあなたに感謝するどころか、
あなたに見下されたと感じたり、
あるいはあなたに媚びられていると感じるかのどちらかになります。

相手との力関係によって、
表面上の出方が「見下し」になるか「媚び」になるかのどちらかになりますが、
「見下し」も「媚び」も根っこにあるものはまったく同じです。

もちろんその相手の成熟度にもよりますが、
見下されたと感じた相手はあなたを攻撃するかもしれませんし、
媚びを売られたと感じた相手は、
あなたを近よらせてくれないかもしれません。

ご相談者さんのご相談文に、

>だけど、思い当たる事があるんです。 そう言えば今までも経験しました。
>友人だと思っていた人から軽視されたり、敵意をもたれたり。

とありましたが、
おそらくこういったことが起きていたのだろうと感じます。

また、ムリポジをしている人の場合、
知らずに「おせっかい」をしてしまう場合があります。


この続きはまた次回に。





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